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<イイ人、小林正則の嬉し恥ずかし爆笑会見>

改めてこの人は良い人だと思った。先月のアジアパシフィック パナソニックオープンでツアー2勝目をあげた小林正則だ。36歳。もう十分に“お年頃”も過ぎて、優勝会見の最後はやっぱり、この話題になった。

「そろそろ、ご結婚は・・・」。

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昨年のとおとうみ浜松オープンでも同じことを聞かれて「いないんですよ~。紹介してください」と、リップサービスで、ひとこと付け加えたばっかりに翌日の新聞の見出しには「彼女募集中」の文字が躍った。

「恥ずかしい・・・」と、苦笑いをしていたものだ。「そんなに真剣に探しているわけじゃないんだけどね~」と、頭を掻いた小林は、「でも、ま、いっか。面白ければ」という人の良さ。

そんなことがあったのに、“2度目”もまったく懲りていなかった。先日の2勝目は、なんと400万円相当ものパナソニック製品一式は、なおさらその話題を彷彿とさせる優勝副賞を受け取ったから、すんなりとその話になった。

しかも自ら「これで準備は整った」などと言うものだから、当然流れとしては「ご予定があるんですね」と、聞かれるに決まっている。

「い、いや・・・、予定はまだ全然ないですよ」と口ごもる小林に、報道陣がつっこむ。
「この優勝で一気にそういう話になるのでは?」。「まあ・・・ね、僕にも彼女はいますよ」と、ついつられてカミングアウト。「でもまだ全然そういう話になってない!」と力説したのに、やっぱり翌日の見出しは『結婚宣言!』。

「結婚するとまでは、言ってないのになあ・・・」と、今回もまたぶつぶつと、でもやっぱり最後は「ま、いっか。面白いから!」。変に引きずったり抗議したりもなく、それで済ませてしまうのは、性格の良さがあるからだ。

それよりも、豪華賞品を狙う人たちがたくさんいて、その点では戦々恐々。「(小田)孔明は、洗濯機が欲しいと言うし、(松村)道央は掃除機がいいというし、トレーナーにはビデオカメラを譲ってくれ、と」。

あちこちからリクエストを受けたが「あげないよ!」と、そこは断固阻止。「・・・でも、俺が使わないものならあげてもいいかな。エステの機械とかね」。いやいや、それは彼女にプレゼントでしょ!内心はそう思ったけれど、やめておいた。そんな野暮なことは言わなくても優しい彼ならもう、きっと・・・。

関連リンク

2012年 アジアパシフィックオープンゴルフチャンピオンシップ パナソニックオープン



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