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<プロ21年目にして新事実発覚!? 藤田寛之がめったにキャップを被らない理由とは>

先月は福岡・真夏の陣「VanaH杯KBCオーガスタ」で、気がついた。今や地元県人の希望の星、藤田寛之がいつもと違う。でもいったい何が違うのか・・・。そうだ帽子だ。慣れとは怖いもので、すっかり当たり前の光景に深く考えたこともなかったが、そういえば藤田はいつもサンバイザーだった。

それでも“限定”でキャップを被るときがある。それが酷暑の同大会と、あとはものすごい豪雨の日。暑さや雨から頭を守る目的で、ほんとうに数回だが年に何度かキャップを被る日があると藤田は説明したが、ではなぜそれ以外はいつも、サンバイザーばかりなのだろう。

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いったん疑問に思ってしまうと聞いてみたくてたまらなくなり、さっそくぶつけてみた。「僕はもともとかぶり物があまり好きではないんですよ」という答え。なんでも学生時代から、デビュー当時までは無帽でプレーしていたという。しかし、プロとして徐々にスポンサーが増えるにつれて、そういわけにいかなくなった。各社のロゴや製品の宣伝。プロが身につけるものには、そういう役割も出てくる。「あと、マナーの観点からも、被らないわけにはいかなくなりました」。そうはいってもやはり頭をすっぽり覆い隠すキャップは苦手で、それならとサンバイザーを愛用するようになったという。

ちょっぴり苦笑いで、「似合う、似合わないもありますけどね」と、藤田。キャップが似合わないとは言わないが、見慣れていない分、なんとなく違和感を覚えてしまうのは確か。「こないだの会場でもかなりの人に言われましたよ、なんかいつもと違うって」。

そんな周囲の反応も、40歳を超えた今でも第一線でバリバリと活躍しているからこそ。通算10勝を超える前から藤田の人気が高かったのは、常に上位に顔を出してきたからだ。たとえ勝ってもその1回限りで、あとは鳴かず飛ばずではテレビの露出もないし、ファンに顔を覚えてもらうことすら出来ない。常に高いレベルの戦いを、こんなにも長く続けているところが藤田の凄さ。身長168センチとスポーツ選手としては、けっして恵まれているとは言えない体を駆使して繰り出す巧みな変則スイングは、実際は絶対に真似出来ないのに、なんだか我々素人にも出来そうな気持ちにさせてしまう親近感もまた、人気の秘密だ。

そんなこんなでプロ21年の長いキャリアの中でもめったに見せないというキャップ姿を生で見られた“藤田ファン”は、かなりレア。トーナメント会場で、そんな自分だけのとっておきシーンを見つけるのもまた一興です。

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