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プレーヤーズラウンジ

<真夏の試合の1ページ、立山光広のお買い物>

先週の「関西オープン」で、微笑ましい光景に遭遇した。会場の泉ヶ丘カントリークラブ(大阪府)のショップを、うろうろと徘徊していたのは番長こと立山光広。商品の麦わら帽子を手に鏡の前で、とっかえひっかえ。売店のスタッフ相手に「こっちが似合う? 似合わない」とやっている。

聞けば、この猛暑のトーナメントでうっかりと、帽子を忘れてきたのだという。「この暑さでは、ないと死ぬでしょ」。メーカーに、きゅうきょ送ってもらう手もあったが、手を煩わすのも心苦しいし・・・。思案しながらクラブハウスに戻ってきたら、「手頃なのが目に入った」という。

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最終的に立山は、2種類の帽子で、迷っていた。「950円のと5000円の。どっちも似合うよ、どうしよう」。そこへ通りかかったのが、宮里聖志だ。「立山さん、どうしたの」。「おう聖志、帽子を買うんだ。どっちが似合うと思う?」。どちらも涼しげな麦わら帽子は、それぞれ違ったタイプで、立山は決めかねていたのだ。「どれどれ、もう一度かぶってみて」と、真剣に見定めていた宮里。

しばらくして「・・・立山さん、こっちだわ」と指したのは5000円の。「ええっ、そうか!? 俺はこの950円のもけっこう気に入ってんだけどなあ・・・」。「いやいや立山さん、それはやっぱり“950円なり”ですよ。比べてみれば、一目瞭然」。「そうか~。やっぱ5000円の高級感が出てるのかな」と笑って、「じゃあこっちにしとくわ」と、意外と素直に5000円の伝票にサインをしたのであった。

そして、初日にはしっかり5000円の麦わら帽子でティグラウンドに現れた立山。大きめのつばが立山の強烈な個性を引き立てていた。確かに、宮里のお見立ては正しかったかも・・・なんてしみじみと思った夏の日の1ページ。みなさんも、夏ゴルフには帽子や日傘、熱中症対策をお忘れなく。

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