久保谷健一の戦績&プロフィール
<久保谷健一も涙した。長女・真帆ちゃんの秀作を一挙公開>
キヤノンオープンで、9年ぶりの5勝目を飾った久保谷健一。その優勝会見で話題になったのが、長女・真帆ちゃんが通っているアートスクール「アートロフト」(東京・恵比寿)でこの夏の課題として作ったという絵本。
その内容にいたく感動した久保谷は、涙を流しながら「ゴメン」と謝ったという。ショットの不振に娘の秀作を、実現させてあげられないという不甲斐なさ。「かなえてあげられなくてゴメン」と、謝らずにいられなかった本の内容が、ずっと気になっていた。
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そんな人たちのために、久保谷はその翌週から本をトーナメント会場に持参していた。見せてもらうと、装丁も本格的だし、絵も文章も上手だし、とても6歳の女の子が作ったとは思えない重厚な仕上がりで本屋さんに並んでいても、なんら遜色もないほどだ。ただし、価格はもちろん“プライスレス”。
久保谷もそう言って褒められるたびに、「でしょう?」と、目尻を下げていた。
せっかくなので可愛いらしい“名作家”とともに、ここに紹介します。全20ページは、色彩豊かな絵画がここですべてお見せ出来ないのがとても残念ですが、父親の復活優勝の原動力となった、涙の感動作です。
「しろイルカのまほうのキス/えとぶん・くぼや まほ」
わたしはまほ かぞくみんなですいぞくかんにいきました。
しろイルカのショーを見ました。
しろイルカにキスをしてもらうとき、ねがいごとをするとかなうのです。
みんなはそれぞれねがいごとをしてキスをしてもらいました。
わたしは、父がゴルフで優勝できるようにお願いをしました。
父はプロゴルファー。わたしはいつもおうえんしています。
つぎのたいかいで優勝しました!
かぞくみんなでおおよろこび
しろイルカさんへありがとうを言いに会いにいきました。
するとしろイルカはこっそりとおしえてくれました。
「まほちゃん、かぞくはみんなおなじねがいごとだったんだよ!」
「えっ!? ほんとう?」
しろイルカはウィンクをしてくれました。(おしまい)