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プレーヤーズラウンジ

<選手たちが以外と気にしているプレー中の声援、ダメージは思いの外大きくて・・・>

選手たちのプレーに大きな影響を与えるギャラリーのみなさんの声援。その大きさで、モチベーションがグングンと上がったり、逆に急降下したりする。いや、これホントの話で、それだからこそ石川遼とのラウンドが「好き」という選手と「嫌い」という選手が、真っ二つに別れる。

ある選手が言う。「僕はトラウマですね」。それは、地元開催の某トーナメントでの出来事だったという。最終日に同じ組になり、いざスタートすると、様子がおかしい。

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「僕がどんなに近くにバーディチャンスにつけても、ほとんど拍手がないんです」。では石川はといえば、「遼クンはそれほど近くないのにグリーンに乗っただけですごい声援」。あるホールでもそうだった。その選手は会心のショットを打ち、「絶対に近くに寄った」との感触があった。「でも、やっぱり声がない。奧にこぼれちゃったのか・・・」。

そう思いながら石川のショットを待っていると、今度はうってかわってやんやの声援。「遼クンは、よほど近くに寄ったんだろうな」と思いながらグリーンに行ってみると・・・。「僕のほうがよっぽど近かったんです!」。そんなことが18ホール、ずっと続いてすっかり意気消沈した某選手は「地元なのに、まるでアウェイでやってるみたい」と、スコアもどんどん落としていった。優勝争いから脱落した。以来、出来るなら「遼クンと当たりませんように・・・」と、ひそかに祈るようになったという。

反対にそういう状況に発奮して「かえって燃える」と大爆発する選手もいるから、とらえ方は十人十色だ。そのあたりの対処法や気持ちの持って行きようも含めて、プロとしての資質を問われているということは、選手たちも百も承知なのだけれど。どんな状況でも力を出し切るのが“プロ”なんだけど・・・。分かっていても、でもやっぱりスーパープレーに声援がないのは悲しい。あからさまに差をつけられると、選手だってやっぱり悔しい。

だから遼クンファンのみなさん、お願いです。遼クンはもちろん、遼クン以外の選手が素晴らしいショットを見せたときにも、ぜひ割れんばかりの拍手と歓声でたたえてもらえたら・・・。選手たちはそのお返しに、さらに倍以上のスーパーショットでお魅せします。

(注・写真と記事は関連ありません)

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