アジア選抜、逆転負けで優勝逃す!遼、勇太、峻輔の日本勢はシングルス全敗
2011年 ザ・ロイヤルトロフィ
期間:01/07〜01/09 場所:ブラックマウンテンゴルフクラブ(タイ)
<常夏の国でも“色白”の韓国勢、そのお国事情とは>
かねてより、気になっていたことがあった。それは、韓国人選手の肌の色。みな、揃いも揃って白いのだ。夏でも真っ黒に日焼けをしている男子など、ひとりもいない。そこいらの女子よりも“美肌”の持ち主もいて感心させられるのだが、それが日頃のケアのたまものであることが分かったのは、今年も新年早々に行われたアジアと欧州の対抗戦「ザ・ロイヤルトロフィ」だった。
大会初日の朝のこと。レストランにやってきた盧承烈(ノ・スンヨル)のキャディさんには度肝を抜かれた。昨季のアジアンツアーの賞金王を支える相棒の顔色が、白い…。本当に異様に白いのだ。それはまるで、能面のよう。
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早くも入念に塗り込まれた日焼け止め乳液のせいである。
そして、少し遅れて現れた盧(ノ)も、キャディさんほどではないにしろ、子細に見ればやっぱり白い。そう思って見れば、日本の賞金王の金庚泰(キムキョンテ)も、そんなに目立ちはしないが実は、しっかりとクリームを塗り込んでいることが分かる。
おかげで1日ゲームが終わるたびに、頬を真っ赤にして、日に日にこんがり肌に染まっていく石川遼や池田勇太ら、日本勢と比べても彼らの色の白さは一目瞭然。
「皮膚ガンとかの、肌の病気を警戒しているんだろう」と安直に思っていたのだが、関係者からあるお国事情を聞いて合点がいった。
なんでも韓国では、顔の造作と同じくらいに重要視されるのが肌の白さだそうで、男子も女子も、色白が異性にモテるひとつの条件なのだという。
確かに言われてみれば、韓流の俳優さんに日焼けしている人はいない。女性はもちろん男性でも、むしろ女性以上に透き通るような肌の持ち主ばかりである。盧(ノ)も金も、そのキャディさんも、年頃の男の子たちはみな、だからせっせとケアを怠らないわけである。
ちなみに金の場合は入念な“3度塗り”で、紫外線をカットしているそうだ。その手順はまず最初に下地を塗って、次にクリーム状の日焼け止めを重ねる。しっかりと肌になじませたあと、今度はスティック状の日焼け止めで頬の一番高い所に再度、重ね塗りをするという手の込みよう。…完璧だ!!これで年中、白い肌をキープ出来ている。そういえば、金はかなり暑い日でも長袖を着て腕も完全ガードしているが、そういう背景もあったのだと納得。
ことゴルフでは、あまりの強さに国内では“怪物”と表されたこともあるというが、コースで見せる徹底したポーカーフェイスも、そんな25歳の男子らしい一面があると分かれば、親しみも沸いてくるというもの。昨シーズン終盤には熱心な追っかけファンも出現するなど、人気も一気に急上昇中の金。今年も“色白のキング”が、台風の目になる予感…!?