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<げん担ぎにユニークな健康管理法に・・・あの手この手で復活を模索する細川和彦>

2005年に難病指定の潰瘍性大腸炎を患ってから、特に健康に気をつけるようになった。さまざまな健康療法に取り組んでいるようで、先の関西オープンで、一部を披露してくれたのだが、その中に熱帯夜を乗り切るための仰天手段があった。

「夜は、冷房を22℃に設定して寝ること」。「そんなに冷やすの!?」と、たちまちさざめき合う報道陣に涼しい顔で「そう。Tシャツに短パン姿で朝まで。寒いくらいが身体にいいんです」と言い切った。

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そのほかにも、「暑さにはラー油がいい」とか、過去ツアー8勝のうち、半分が8月の大会、またほか3試合が7月か9月という“元祖・夏男”は夏を乗り切る秘策もたくさん持ち合わせており、細川に相談を持ちかける選手も少なくないらしい。

また、数年前から方位学にも凝っており、その方面に明るい知人の板前さんの指導を受けながら毎年、開運の方位を聞いて、その方面にある神社仏閣を訪れることを、ライフワークにしている。茨城県は守谷市の自宅から向かって、今年は北西が吉兆らしく、その方向にある長野県は善光寺にすでに、2度お詣りしているそうだ。だがいかんせん、全国各地のトーナメントを転々とする身。週によっては好ましくない方面へ出かけなくてはならないことが多々ある。そのときは、ラッキーカラーに頼る。

勝負時に必ず細川が身につけるのが、オレンジ。そうかといって毎日、同じ色のウェアを着るわけにもいかず、その解消にと、オレンジ色が施されたタオルを必ずラウンドに携行している。しかも、いつも同じもの。通信会社からもらったノベルティは、相当のお気に入りだそうで、毎日「キャディさんに洗濯してもらっている」というほどだ。ラウンド中も肩身はなさず、猛暑の中も、涼しい顔で、それを使って軽いストレッチングをしながら歩く姿がたびたび見られた。

「関西オープン」では3日目にコース新の62をマークして、単独3位につけながら、最終日に崩れて12位に終わったが、持病も「今はほとんど症状が出ていない」と、表情も明るい。あの手この手で、復活への道を模索している。

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