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プレーヤーズラウンジ

ツアープレーヤーたちの不“うん”<高山忠洋>

2005/12/12 09:00

ツアー最終戦のゴルフ日本シリーズJTカップ。大会初日のスタート前に行われる開会式は、出場選手が全員参加。ブラスバンドの音色に乗って入場し、ひとりひとりに花束が贈られる。開会宣言のあと、色とりどりの風船が舞い、大空に、ハトがいっせいに放たれる。

今年9月の大会で足を捻挫した高山は、その後遺症で秋のビッグトーナメントを数試合、休まざるを得なかった。そんなハプニングを乗り越えて、今年の優勝者と賞金ランク25位までの選手しか出られないこの頂上決戦への出場にこぎつけただけに、感動もひとしお。この晴れ舞台に立てる喜びに浸りながら、華やかな光景を見上げていた。

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と、その瞬間。
選手お揃いのベンチコートの裾当たりに嫌な感触を覚えた。
恐る恐る視線を下げて、「うっわ~!!やられた」。
鳩のフンが、飛び散っていたのだ・・・。

他の選手たちは一応は気の毒がりながらも、そのハプニングに大笑い。高山自身も苦笑いで、汚れた裾をつまみながら「まあ、これも良い“ウン”がついたと思って、頑張りますよ」と、持ち前のプラス思考で大会をスタートさせたのだが・・・。

結局、最終日は26位のブービーメーカー。
初日の“ウン”は、逆の意味を暗示していたのか?

「今週はゴルフの調子があまり良くなかっただけに、最初の2日間は謙虚なゴルフ。それがたまたまうまくいって上位に来られたのですが、3日目から勘違いしちゃってね(苦笑)。いつもの、イケイケプレーで逆噴射。メンタルの怖さを、改めて思い知らされましたね・・・」。

そんな悔しさをこらえ、最終日は笑顔で18番グリーンへ。今年、今大会では史上初となる、全員参加の表彰・閉会式で、この最終戦を締めくくった。横田真一・選手会長が代表して、この1年の感謝の気持ちを大ギャラリーの前でスピーチ。「ありがとうございました!」の言葉を合図に、一緒に深々と頭を下げた高山。

「この場所にいられただけでも幸せだったし、楽しくラウンドもできた。それで、ヨシとしますよ!」。開幕戦の優勝で、派手にスタートさせたこの1年。底抜けに明るい男は、最後もやっぱり前向きだった。

トーナメントで起こったルール裁定の実例

<ゴルフ日本シリーズJTカップ>

3日目、11番ホール(パー4)のグリーンサイドで競技委員要請があった。グリーン左サイドからアプローチショットした球が空中に張られたケーブルに当たったとのことであった。

競技委員は、ツアー規則のローカル・ルール9項の中に記載してある「球が空中に張られた動力線やケーブル、電話線に当たった場合は、そのストロークを取り消し、罰なしに再プレーしなければならない」事を告げた。

読者の皆さん、このようなケースでは結果にかかわらず打ち直しですのでご留意を!

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