ツアープレーヤーたちのファッション<宮本勝昌>
2005/10/10 09:00
無事、予選通過できれば練習日も合わせると、週のうち5日以上をコースで過ごす選手たち。ゴルフのこと以外にも、頭を悩ませることが多い。おしゃれに気を遣う選手ならば、毎日違うデザインのウェアが着たい。となると、最低5パターン以上のコーディネイトを考えなければならない。
宮本の場合は、大会が始まるまでにあらかじめ組み合わせを決めておいて、何日目にどれを着るかだいたい決めておくそうだが、それも当日の天候や気分、あとスコアによっても変化をつけていかなければならない。
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たとえば、調子が良い週は週末になるほど目立つように、派手目の色やデザインを持ってくるが、カットラインぎりぎりで予選通過したときは、なるべく地味な格好をするようにしている。
「だって決勝ラウンドの裏街道(インスタート)で、派手な格好していたら恥ずかしいじゃないですか~。成績の良くないときは、むしろあまり目立たないように。こそっと回ってこそっと帰る・・・って感じですかね(笑)」。
そうやって周到に用意していても当日になって、帽子や靴など小物の組み合わせなどに迷うことはある。そんなときは迷わず、信頼のおける“コーディネーター”に相談だ。
「東(あずま)、黒と白の靴、どっちがいいと思う?」。 「それはもちろん白でしょう」。 「じゃあ、キャップはどうかな?」。 「そうですね~。黒がいいんじゃないですか? 今日はグラデーションでどうでしょう」。 「よし、これで行くよ。ありがとう!」。
名前がヤ行とマ行でロッカールームも近く、しかもオシャレに定評のある矢野東に聞けば、いつも完璧なコーディネートを指南してくれるのだ。「東は、男から見てもかっこいいし、聞けばまず失敗がない。東は日大の後輩だけど、分からないことはなんでも聞く。先輩も後輩も、ありませんから!」。
素直に聞く耳を持つことが、センスアップの秘訣というわけだ。
トーナメントで起こったルール裁定の実例
<カニトップ杯チャレンジトーナメント>
1日目、18番ホール(パー5)のグリーンサイドで競技委員要請があった。セカンドショットをグリーンの左にあるラテラルウォーターハザードに入れたプレーヤーから池の中にある岩に当たって球が見当たらないがラテラルウォーターハザードの処置ができるかとの問い合わせであった。
立ち会った競技委員は池の周りで紛失する状況もなく、同伴競技者からの証言を合理的な立証としラテラルウォーターハザードからの処置を認めた。
読者の皆さん、合理的な立証とされるには同伴競技者からの証言や池の周辺で紛失することが考えにくい状況などを総合して判断されます、同伴競技者と簡単に認め合ったりしますと合意の反則になりかねますので十分ご留意して下さい。