ツアープレーヤーたちのPR作戦<宮本勝昌>
2005/05/30 09:00
ビジネスマンさながらに名刺を差し出し、「御殿場市をよろしくお願いします!」と、元気にアピール。
昨年末、静岡県の御殿場市に新居を構えた。一昨年前から家探しに奔走していた宮本に、師匠からかかった鶴の一声が、決め手となった。「なんだよ、それならうちの近くにしろよ。そしたら、おまえもちょっとは練習するようになるんじゃない?」
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芹澤信雄の誘いでさっそく引越した宮本に、うれしい声がかかったのは先月のことだった。御殿場市役所から、「地元の良いところをPRしてください」と「観光親善大使」の任命を受けて、大張り切り。富士山の写真がプリントされた5種類の名刺を用意して、機会あるごとに配って歩くようになった。
「御殿場は、富士山だけじゃない。ほんっと、住むには最高の場所ですよ!」PRの言葉にも、説得力がある。風呂から見上げる富士山の美しさはもちろん、実際に住んでみて実感するのはまず、「空気の美しさ」だ。
「ベランダにパラソルとベンチを出して、表向きだけでもお金持ち風(笑)に装ってるんですけど今の季節、そこに座って見る景色はほんっと最高です。透明感というのかなあ…。本当に、心まで洗われるようですよ」。美味しい食べ物も豊富だ。「水のキレイな土地ならではの、ワサビやお米が本当においしくて。これから夏が、今からすごく楽しみですよ」
ところで、御殿場市のよさを生き生きと語る宮本の横で、本家・御殿場親善大使が口を尖らせた。「なんでさ~、御殿場に来たばっかりの宮本がいきなり親善大使になれるわけ~?!俺なんか、15年も住んでて、任命されたのは去年。俺の15年の苦労をあっさりとお前は…」とブツブツという芹澤のとなりで、「御殿場市を全国に広めるためにも、僕はゴルフで精一杯、PRしていきます!」と、決意を新たにする宮本であった。