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プレーヤーズラウンジ

ツアープレーヤーたちの内助の功<小田龍一>

2005/02/14 09:00

デビュー当時から飛ばし屋で有名だった小田龍一が、今年初シード入りを果たしたのは、2003年末に結婚した優子さんの力によるところが大きいといっても過言ではない。

優子さんは昨シーズン、夫が出場したほぼ全試合で、毎日18ホールをついて歩いた。5月の「フジサンケイクラシック」だけは用事があって、大会週の金曜日に会場を出たそうだがそれ以外は、常にぴったりと付き添って、夫のプレーを見守った。

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酷暑の日も、木枯らしの吹く日もひたすら歩き通した優子さん。一見ほっそりとはかなげで、風が吹けば折れてしまいそうなたたずまいのどこにそんなパワーが潜んでいるのか!?学生時代には陸上競技とバドミントンでならしたというが、「それでも、これだけ歩いた経験は今までなかったです。というか、むしろ歩くのなんか大っ嫌いでした」と、笑う。

実は自宅と目と鼻の先にあるコンビニでさえ、わざわざ車で行ってしまうほどの面倒くさがり屋。それが、ひとたび愛する人のためとなると、何千里だって歩けてしまうような底力を発揮するのだ。

「もちろん歩くのに疲れきって、『休みたい』と思った試合は数え切れませんよ(笑)。でもあの人、プレー中にちょっとでも私の姿が見えなくなると、あとで『サボってたでしょ!』ってとても怒るので…」と、はにかんだ。

面倒見がよく、いつも前向きで明るい優子さんに小田は頼りきっている。コースでは毎日ロープの外から激励を送ってくれ、宿泊先ではかいがいしく、洗濯など身の回りの世話をやいてくれる優子さんは、過酷な転戦生活になくてはならない存在。

「あいつがそばにいてくれると思うだけで心強くて、いっそう頑張れる気がするんです」。まさに2人でつかみとった、初シードだったのだ。

ところで昨年、シーズン途中に仲睦まじい小田夫妻の2ショット写真を撮らしてもらおうとお願いしたところ優子さん、「いや~、恥ずかしいですから、いいですぅ~」と、ひとしきり照れたあと、「一緒の写真は今度、夫が勝ったときでいいですか?」。というわけで「恋女房」のお披露目は、初優勝までのお楽しみです!

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