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71代目の日本チャンピオンに<ポール・シーハン>日本オープンゴルフ選手権競技

2006/10/16 09:00

優勝の喜びを語るよりもまず、チャンピオンには真っ先に伝えたい思いがあった。

日本に来て4年目。
この国が、どれほど好きかということ。そして、このジャパンゴルフツアーをどれほど気に入っているか、ということ。

「食べ物は、美味しいものばかり。特にサシミが大好きです。そして、常に素晴らしいコースと、あったかくて優しい人々と・・・。僕がこうして日本で戦えるのは、ほんとうにみなさんのおかげです」。

日本での生活を応援し、支えてくれた人たち全員に、「この場を借りて感謝の気持ちを伝えたい」とシーハンは言った。
「・・・なかなか、こうして直接言える機会がないから」と。

大好きな国のNO.1プレーヤーを決めるこの大会で、今年勝つことに意味があった。
日本への参戦は、今年で最後になるかもしれないからだ。

2月の米二部ツアーのネーションワイド『ジェイコブスクリークオープン』で、プレーオフ2ホールを制した。あと3試合を残して現在賞金ランク12位は、来季の米ツアーの出場権を狙える位置にいる。

時差わずか1時間。母国と日本は行き来にも便がよく、寂しくなればすぐにでも、妻ジャッキーさんと長女ビリーちゃんが待つ自宅に飛んで帰れた

この日18番グリーンで、優勝を祝ってくれたブレンダン・ジョーンズら、気の良い仲間にも恵まれて、めっぽう居心地が良かった日本ツアー。

最高の環境を捨てて、大海に漕ぎ出すことにはやはり、躊躇がある。

「・・・でも、アメリカで戦うことはゴルフを始めたときからの夢。キャリアを積むために、もうすぐ、難しい決断を下さなねばなりません」。

アマチュア時代、チームメイトでしのぎを削った友人、ジェフ・オギルビーは今年、全米オープンを制した。
「彼はもともと、僕なんかよりずっとレベルが上だったけど。僕も、彼を一生懸命に追いかけていかないと」。

まだ、はっきりと確定はしていないが、ほとんど気持ちは決まっている。

片山は「連覇は僕の使命」と言って、相当な意気込みでこのナショナルオープンに臨んだが、熱い気持ちはまた、シーハンも同じだった。
旅立ちを目前にして「大好きな日本」で頂点に立つことに、並々ならぬ思いがあったのだ。

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