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プレーヤーズラウンジ

ツアープレーヤーたちの副賞<エドアルド・モリナリ>

2009/11/30 11:01

トーナメントの優勝者には、ビッグな優勝賞金のほかに、たくさんの副賞がついてくる。豪華な車であったり、地元の美味しい食材であったり・・・。

2週前のダンロップフェニックスで、日本ツアー初出場にして初Vを挙げたイタリアのエドアルド・モリナリも国内最高額の4,000万円とともに、抱えきれないほどのお土産を抱えて帰っていった。

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特に、ドイツの最高級車ベンツには大喜びで、キャディで親友のアントニオ・ガルパッチョさんにリモコンキーを見せびらかして、はしゃぎまくった。

だが、あの東国原・県知事から贈られた副賞には思わず目が点だ。
日本式のお辞儀を返して笑顔で受け取ったものの、あとでスタッフにこっそりと耳打ちした。
「これってどうやって、連れて帰ればいいの……?」と、戸惑ったのも無理はない。
賞品は、宮崎牛一頭分。
どうやら、モリナリは生きたままの牛をいただいたのだと勘違いしたようで、次週に中国・深センのワールドカップを控えていただけに、なおさら「どうやって帰ろう?!」と、焦ってしまったようだ。

あとから加工済みの肉を一頭分だったと聞いて「なんだそうだったのかあ」と、安堵の溜息。
しかも、生肉の輸送は困難なため、一頭分の金額に替えて受け取れると聞いてさらに納得していた。

これまでに勝った一番大きな大会が、優勝賞金1,000万円だったというから、その4倍以上ものビッグタイトル獲得に、初々しさを垣間見せた27歳は「安心して」と、スタッフに言われて、今度はいたずらっぽく切り返した。
「いやいや、生きたままイタリアに連れて帰って、僕のお庭で飼ってもいいんだけどね!」と超ご機嫌で宮崎を発ち、翌週のワールドカップでは、弟のフランチェスコと組んで世界一に輝く大活躍。
ひとつの勝利が選手に“自信”という何よりの副賞を与えてくれる。
このダンロップフェニックスは、世界水準のトーナメントとも噂され、1993年には南アフリカのアーニー・エルスなど、ここでの勝利からさらに大きく羽ばたいていった世界ランカーも数多く、日本人選手も負けてはいられない!!

提供

2009年 ダンロップフェニックストーナメント



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