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プレーヤーズラウンジ

ツアープレーヤーたちの意外な才能<バイリンガル>

2006/06/12 09:00

今年初シードの塚田好宣(よしのぶ)は日本語、英語と、さらにタイ語の3ヶ国語が話せる。アメリカの大学に留学したあと、豪州でプロ転向。タイ語は、日本ツアーに出場権がないころから参戦していたアジアンツアーを転戦するうち独学で習得した。

JCBクラシック仙台では、チャワリット・プラポールの専属キャディ、トゥンさんを「レンタル」。プラポールがタイに帰郷している間だけ、という限定つきで起用した。

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トゥンさんから、「考えすぎず、もっとゆったり振ったほうがいい」などとアドバイスを受けたり、タイ語で和やかに談笑するなどプレー中のコミュニケーションもまったく問題なし。今後、中国語もマスターする予定だそうで、その語学堪能ぶりに羨望のまなざしが集まったものだ。

そんな塚田に負けじと、いきなり母国語(?!)で会話を始めたのが宮里兄弟。しかし、なにやら難解な言葉の羅列で、周囲はさっぱり内容が分からない。

ポカンと口を開けて聞いている周囲をよそに、最後に「ちばりよ~」の決めゼリフを残してそれぞれ別の方向へ歩いていった聖志と優作。その一言で、ようやくみんな理解した。2人が話していたのは「うちなーぐち」。つまり、沖縄の方言。どうりで、さっぱり分からないはずだった。ただし「頑張りなさい」という意味の「ちばりよ~」という部分は、最近テレビでもお笑い芸人が使うなど、わりと知られた言葉だっただけに、みんなようやくそこだけは理解できた、という次第だった。

言ってみれば宮里兄弟も、標準語と沖縄弁を話せるいわば“バイリンガル”みたいなもの!?
2人の会話を聞いていた塚田が、心底感心しきった顔でつぶやく。
「すんげ~、沖縄弁うめ~な~」
「いや、彼ら生粋の沖縄人だから。当たり前なんだってば!!」
なんだか的外れな塚田のコメントに、そばにいた別のプロがすかさずツっ込みを入れて、その場は大爆笑となった。

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