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ツアープレーヤーたちの伝説II<石川遼>

このところ、このコーナーも週替わりで石川遼池田勇太と、今もっとも旬な2人の話題ばかりで恐縮だが、今週もまた石川の話をひとつ…。今季4勝目。ツアー通算は6勝目を飾り、あの厳しい父親、勝美さんをして「僕の想定を超える結果」と、言わしめた。勝つたびに、世間を興奮の渦に巻き込んできた高校生プロも卒業年の18歳を迎えた今となっては、もはや優勝争いの常連と認識されつつあり、当初ほどは驚きも薄れてきた感がある。それは、新聞紙面にも顕著に表れており、トップに立てば必ずといっていいほどカラーの表か、もしくは裏一面を飾っていたのが、先の「コカ・コーラ東海クラシック」も3日目はスポーツ1紙をのぞいてすべて中面だった。

その日は、サスペンデッドとなった前日2日目の第2ラウンドの残り3ホールを消化したあと、すぐあとの第3ラウンドで衣装替え。ピンクから赤のポロシャツに着替え、“遼チャージ”を果たしたことが話題となり、紙面もその話がメインだった。にも関わらず、記事はモノクロ。せっかくお色直しした甲斐もなく、これにちょっぴり気落ちした石川が某紙の記者の方にスタート前に、「残念でした」と告げたいきさつが、劇的Vを達成した最終日のコラムとして掲載されていたが、それはけっして石川が飽きられてしまったというわけではもちろんない。

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ゴルフ界のみならず、世間の注目度はもちろんダントツのナンバー1。にもかかわらず、必ずしも一面を飾らなくなったことについて、某新聞記者の方が次のように説明してくださった。「デビューからわずか2年足らずでこれだけ結果を出してきた遼くんの活躍も、もはや“珍しくないこと”として捉らえ始めてきたということで、それすらも18歳の凄さをもの語っているのだと思います」。

そしてやっぱり最終日の翌日も、賞金ランク2位の池田勇太との直接対決はあれほどの好ゲームだったにもかかわらず、全国スポーツ6紙のうち裏一面で扱ったのは関西地区では4紙にとどまった。18歳にして、そしてプロ2年目にして優勝がさほど珍しいことではなくなるなんて…。そのことに、逆の意味で驚かされてしまう。

そしてその翌週には、米国と国際選抜の対抗戦「プレジデンツカップ」に史上最年少での出場だ。選手会長の宮本勝昌が「遼くんはそのうち伝説を作る」と言ったが、この時点ですでに石川は十分に伝説の男である。激動の2009年の締めは、ぜひ熾烈な賞金レースを勝ち抜いて、史上最年少の賞金王で締めくくってもらいたい。

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