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プレーヤーズラウンジ

ツアープレーヤーたちの縁起物<片山晋呉>

2009/02/09 10:16

「今年は春から縁起がいいよ!!」と、無邪気な声を上げるのは賞金王。まずは初始動のハワイだ。1月11日からスタートしたトレーニング合宿は、合間に大好きな釣りを取り入れ、緩急つけたスケジュールで、さっそく大物を釣りあげた。

なんと、マグロを3匹も!! しかも、いずれも20キロを越える大物だったばかりか、ほかにも130センチ超のシイラを釣り上げるなど、まさにウハウハ。「リールを巻き上げるのもひと苦労で、おかげで腕の筋力もアップしたよ~」と、超ご機嫌の毎日だったようだ。

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自身36回目の誕生日を迎えた1月31日に、そんな自慢話をしながらスタートした宮崎合宿初日。やはり、ここでも始まりは釣りだった。合宿場所は、もう十数年来お決まりのフェニックスカントリークラブだ。敷地内にあるゴルフアカデミーの練習場奥が、片山晋呉の指定席だ。そこの溜め池に、いたずらに糸を垂らしたのは昨年。すると、釣れるわ釣れるわ…フナや鯉に混じってウナギやカメまでかかって、すっかり味をしめた。コース入りするなり、嬉々として釣り道具を広げる片山のために、今年はコーススタッフの手で池の回りの雑草や枯れ枝がすっかり刈り取られており“環境”も万全。「うわ~なんか、すごくきれいにしてもらって感激だよ」と池の淵で歓声を上げながら、獲物を待つこと約1時間。

左手1本のアプローチ練習に取り組んでいた片山が突然、池に向かって猛ダッシュ。言われてみれば、確かに魚がかかったときに分るようにと竿に取り付けた鈴がシャンシャンと鳴っていた。ワクワクと糸を引けば最初は40センチ。続いて30分もしないうちに50センチのフナがかかった。新年早々から大漁続きに歓声を上げながら、したり顔でうなずく。「今年は、きっとなんかある……!」。

昨年は2年ぶり5度目の賞金王と、ツアー通算25勝の永久シード入りという偉業を達成したが、本人にはまだまだ飽き足らない。「もっともっと凄いことをやれる自信もあるよ」と、ニヤリと笑った。

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