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プレーヤーズラウンジ

ツアープレーヤーたちのオフシーズン<谷口徹>

2007/03/12 00:53

職業柄、シーズン中はほとんど家にいられない分、オフはそのほとんどの時間を家族サービスに当てる。1歳4ヶ月になる長女・菜々子ちゃんは、ますます表情豊かになって楽しませてくれる。「パパの真似をして」というと、ゴロンと横になりいびきをかく真似をする。幼いながらに意思もはっきりして「そのうち、おもちゃ売り場で帰らないと言って、買ってもらえるまで泣くような頑固者になりそう」と言って笑う。「子供の相手で、練習する時間もない」というのは、「いざシーズンが始まれば、すぐにでも試合勘は戻ってくる」という自信の裏返しかもしれない。

家にいることが多い分、テレビを見る時間も増える。政治、経済、事件、芸能まで幅広くカバーする。コメンテーターよろしく、企業の不正に怒り、時には首相の施政方針に異議を唱える。芸能では、目下ワイドショーを賑わせている歌手の森進一さんと作詞家の川内康範さんの騒動にも詳しくて、「川内さんて人の気持ちも分かるけど、許してあげてもいいのにねえ…」と、こればかりは森さんに同情的。安部首相には、「本当に子供たちの身になった、教育改革を行って欲しい」。一児の父でもあるだけに、切実な思いだ。

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ほんとうに、この世にはいろんな環境の下に置かれた子供たちがいる。中にはほんとうに過酷な状況にいる子も。ほっとけない気持ちが谷口徹を動かした。昨年12月に行われたシニアVS女子VS男子の対抗戦『3TOURS CHAMPIONSHIP 2006 IMPACT!』で獲得した3位賞金の180万円を、地元・奈良県7箇所の児童福祉施設に寄付することに決めた。

3月3日のひな祭りには、菜々子ちゃんのお祝いもさておいて、寄贈先のひとつであった生駒市の児童養護施設に実際に足を運び、子供たちと触れ合った。施設に向かう道すがら、「変に気を遣って接したくない。あくまでも自然体で」と、話していた谷口も、何らかの理由で両親と暮らせない子供たちが肩を寄せ合い、明るく生きている様子にひそかに心を打たれた。帰りの車中では、「思い切りゴルフができる喜びを感じながら、僕も頑張りたい。そしてまた、子供達に少しでも役に立ちたい」との思いを新たにした。

チャリティや、社会貢献活動のたびに谷口が痛感させられるのは、「いつも、元気やパワーをもらうのは僕らのほう」ということなのだ。



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