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女子ゴルフ 視聴率は微増も観客数は前年割れ

2018/12/12 17:20

2018年の国内女子ツアーは、年間最多の5勝を挙げたアン・ソンジュ(韓国)が4年ぶりに賞金タイトルを手にした。鈴木愛は前半戦こそトップを快走しながら、ケガによる夏場の離脱が響いてタイトル防衛に失敗。イ・ボミ(韓国)は7年ぶりの未勝利に終わった。一方で、若手の台頭が光り世代交代が進んだシーズンのギャラリー数と視聴率を検証する。

宮里藍さんの影響も?ギャラリー数は前年割れ

日本ゴルフトーナメント振興協会のまとめによると、38試合のギャラリー総数は昨年比3万4409人減の55万7334人で、3年ぶりに前年を下回った。

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昨年は、現役ラストシーズンとなった宮里藍さんが出場した4試合(「ダイキンオーキッドレディス」(今年は3日目中止)、「ワールドレディス選手権 サロンパスカップ」、「中京テレビ・ブリヂストンレディス」、「サントリーレディス」)の動員が例年に比べ、多かった。

今年は2016年の実績(53万894人)を上回っており、昨年の“藍ちゃん特需”を考慮すると、健闘したとの見方もできる。

最もギャラリーを動員したのは、メジャー初戦で大型連休中の「ワールドレディス選手権 サロンパスカップ」の3万4104人。2番目は9月「日本女子オープン」の2万5502人。3番目は香妻琴乃が初優勝した9月「マンシングウェアレディース東海クラシック」の1万9943人だった。

■ 視聴率は前年からアップも低水準続く

一方で、最終日の平均視聴率(ビデオリサーチ調べ/関東・地上波のみ)は、15年ぶりに5%を割り込んだ昨年から0.4ポイント増の5.1%に回復したが、低調傾向は変わらない。

1位は、今年から宮里さんの名前が冠された6月「宮里藍 サントリーレディス」で7.6%。2番目は成田美寿々が優勝した10月「富士通レディース」の7.2%。3番目は「ワールドレディス」の6.6%だった。

「日本女子オープン」最終日は昨年、地上波のNHKで生放送されて年間トップの8.1%だった。畑岡奈紗の3連覇がかかっていた今年はNHK BS1のみで放送され、記録がない。

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