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大山志保 ベテランが“乗る”ために…

◇国内女子メジャー第4戦◇LPGAツアー選手権リコーカップ 3日目(24日)◇宮崎CC(宮崎県)◇6471yd(パー72)

大山志保は後半、勢いに乗り切れず「14番からずっとバーディトライ。それを全部決められなかった」と悔やんだ。特に1.5mを外した17番を挙げ「もっと伸ばせたはず。きょうのミスは引きずらない」と首位と6打差で迎える最終日を見据えた。

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前日に好感触を得たショットは好調を維持した。ただ、得意とするはずの高麗芝のグリーンで伸ばしあぐねた。7番と10番で3パットボギーを喫し「そこから色々考えすぎたのかもしれない」。この日ワーストの34パットを要し、「これだけ決まらないと厳しい」と自嘲気味に振り返った。

今年5月に41歳になり、グリーン上で集中力を欠くこともある。「昔は乗り出したら5連続バーディとか、普通にあった。(2006年に)賞金女王になったときは本当に勢いがあって、決まらないと思って打ったパットが入った。でも、いまはそういう流れを作ることはなかなかできない」

ただ、開幕前「最近出ていない」とした代名詞のガッツポーズはこの3日間、地元ファンに何度も見せている。この日も4バーディを奪い、観客を沸かせた。「私の場合、集中力もガッツポーズも自然と湧き出るもの。女王になったときより、技術は上。ベテランにない“勢い”は、経験でカバーする。やっぱり、あしたは期待に応えたい」(宮崎県宮崎市/林洋平)

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