2018年 富士通レディース

“遊び心”から優勝戦線 成田美寿々が目指すメジャーの切符

2018年 富士通レディース 2日目 成田美寿々
優勝争いに踏みとどまった成田美寿々。最終18番はバンカーショットでパーを拾った

◇国内女子◇富士通レディース 2日目(13日)◇東急セブンハンドレッドクラブ(千葉県)◇6675yd(パー72)

最終18番には背丈を超えるほどのガードバンカーがある。6年連続出場の成田美寿々は「(2打目を)初めて入れた。ここは欲を出すと大ケガになる」とボギーを覚悟した。ただ「グリーンにキャリーさせることだけをぼんやりと考えた」と、10yd先にあるピン50cmに止めパーを拾った。首位と2打差の通算4アンダー6位タイに踏みとどまった。

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練習日に同バンカーにボールを投げ込み、「遊びのような感覚」でバンカーショットするのが今大会前の恒例だという。今年は青木瀬令奈と練習し、「毎年ここには絶対に入れないぞ、と誓って本戦に入るルーティンのようなもの」。実戦を想定したものではなく「砂遊びのような感覚です」というが、試合での大きな一打につながった。

賞金ランキングはトップと約4300万円差の5位にいる。2020年東京五輪の日本代表入りを見据え、「海外メジャーの出場権を得られる賞金ランクを意識している」と述べる。世界ランキングで日本勢2番手までに五輪出場権が付与される可能性が高く、現在4番手の成田は19年の「ANAインスピレーション」(例年、国内ツアー賞金ランク2位以内に付与)や「全米女子オープン」(同5位以内に付与)の出場権確保を目標にする。

「好きなコースではあるし、楽しめる位置にいる。自分のゴルフをするだけ」。6月の「アース・モンダミンカップ」以来になる今季3勝目に向けて、集中力を高めた。(千葉市緑区/林洋平)

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