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堀琴音は18試合ぶりの決勝へ「やめたいとまで思った」

◇国内女子◇CATレディース 2日目(18日)◇大箱根CC(神奈川)◇6704yd(パー73)

極度の不調にあえいでいた堀琴音が通算6アンダーの4位タイにつけ、4月「スタジオアリス女子オープン」以来、18試合ぶりの予選通過を決めた。

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今季2度目の決勝ラウンド進出に開口一番「本当に良かった」と安堵の笑みを浮かべた。シーズン開幕前から得意のショットが大きく右に出て、「人生最大のピンチ」と言うほどの不調に陥った。フェアウェイキープ率は57.5%(84位)、パーオン率は48%(102位)と落ち込み、今季は80台を6度もたたいた。

コースに向かう車内で極度の緊張に襲われ、脈は速まった。5月には「(ゴルフを)やめたい」と思うほどになった。それでも「やっぱり、ゴルフが好きだったから」と、練習場で球を打ち続けた。

転機は6月の「ニチレイレディス」。原江里菜に声をかけられ、コーチの森守洋を紹介された。「それで本当に助けられた」。森コーチとともに自らの状態を冷静に見直し、徐々にショットは安定した。予選落ちしたが、前週大会2日目に今季初の60台(68)をマークした。「やっとショットをここまで戻せた」と自信を持って今週を迎えた。

首位と4打差と上位を狙える位置での最終日に「久しぶりだから、また緊張すると思う」と苦笑いする。目標は上位選手が表記される会場のリーダーボードから名前を消さないことだ。「あしたスコアを出せたら、自信が確信に変わると思います」と笑顔を見せた。(神奈川県箱根町/林洋平)

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