勝みなみが2週連続の首位発進 4打差内に44選手の混戦
2018年 サマンサタバサレディース
期間:07/13〜07/15 場所:イーグルポイントGC(茨城)
金・銀・青・バイオレット 沖せいらの髪色七変化
◇国内女子◇サマンサタバサ ガールズコレクション・レディーストーナメント 初日(13日)◇イーグルポイントゴルフクラブ(茨城県)◇6588yd(パー72)
キャップからチラリとのぞく金髪。レギュラーツアーで初の首位発進とした沖せいらは「ボーイッシュだから男の子と間違えられることが多いけど、髪色にはこだわっている」という。昨年のプロテストに合格した25歳は、今シーズン開幕から様々な髪色にしている。
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故郷は山口県防府市。「人と違う感じにしたいのは昔もそうだった」が、中学卒業後に宮城県にあるゴルフの名門・東北高、東北福祉大に進学すると寮生活が続いた。校則などもあり、当時は黒髪。「せいぜい(左右で髪の長さが違う)アシンメトリーにするくらいだった」。
きっかけは、昨年末に拠点を福岡県に移したこと。地元の友達らに派手な髪色の人が多いことに加え、都会での生活で「黒だとちょっと地味だな」と触発された。シーズン中、福岡県に帰ると気分転換をかね、美容院で1万5000円のカラーリング。開幕からの4カ月で青や銀、ピンク交じりの銀、バイオレット(紫)などにしてきた。
「特にキャラを意識しているわけではないけど、ツアーの中で少しは浸透してきたかも」と笑顔。髪の色が落ちていき茶色になることがあると、青木瀬令奈ら同学年のプロから「最近の髪色、地味すぎない?」といじられることも。ロープの外から聞こえる「派手な人だね~」という声も前向きにとらえ、「両親からは好きな髪色にしなさいって言われているんです。今しかできないと思ってね」。
ここ最近、不調だったパットも決まり、この日は6バーディ、ボギーなし。本業でも“目立つ”位置につけ、「同級生はシード選手が多いから追いつきたい。今週はチャンスなんで、無駄にしたくない」と気を引き締めた。(茨城県阿見町/林洋平)