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豪州から来た19歳ルーキー カリス・デイビッドソンって?

◇国内女子◇ヨコハマタイヤPRGRレディス 最終日(11日)◇土佐CC(高知)◇6228yd(パー72)

通算4アンダーの9位タイと、開幕2戦目で初のトップ10入りしたカリス・デイビッドソン。その名前に、あまり見覚えがないゴルフファンは多いかもしれない。それもそのはず、昨年末の最終予選会(QT)を11位で通過したオーストラリア国籍の19歳で、日本ツアーに加わったばかりのルーキーだ。

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生まれはスコットランド南部の小さな町・メルローズだが、9歳のときに家族とともにオーストラリアのゴールドコーストに移り住んだ。父の手ほどきでクラブを握ると、ゴルフにのめり込んだ。

実力は母国で折り紙つきのようで、将来有望なアマチュアがそろう同国出身のカリー・ウェブ主催のジュニア大会で2勝。プロ転向後の今年2月には、オーストラリア女子ツアーの大会で、優勝した世界ランキング16位のミンジー・リーに続く2位に入った。

同郷の先輩リーと同じく、米ツアーを主戦場にする考えもあったが、選んだ先は日本ツアーだった。「ゴールドコーストには多くの日本人が住んでいて友達もたくさんいる。みんな親切で日本の文化やスタイルが好きになった。まだ若いから、まずは日本のツアーに行ってみたかった」。いずれは「米ツアーも挑戦してみたいけど先はあんまり考えていない」という。

憧れの選手はタイガー・ウッズで、得意クラブはパター。開幕戦から2試合の平均パット数1.8472は、全体で8位を記録している。

性格は「とりあえずなんでもやってみる。日本食も大好きで、なんでもチャレンジして食べる」と自己分析。今のところ生活で困ることはないという。一方で「唯一、風だけがね」と苦笑い。初日には最大瞬間風速21.1m/sを記録したこともあり、「こんなにオーストラリアでは吹かないわよ…」。

1998年生まれで、日本では畑岡奈紗勝みなみ新垣比菜といった“黄金世代”と同学年。仲が良い選手は「ジュニアの大会でよく会っていたから奈紗」と言い、「ダイキンオーキッドレディス」では中止となった3日目に、畑岡とともにシーサーの絵付けを行ったという。「いまのところすごくエンジョイしているわよ」と、まだ幼さを残す快活そうな表情を向けた。(高知県香南市/林洋平)

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