10月15日付 国内女子ツアー賞金ランキング
2017年 富士通レディース
期間:10/13〜10/15 場所:東急セブンハンドレッドクラブ 西コース(千葉)
鈴木愛は得意のパット不発に涙 賞金レースは大混戦で終盤へ
◇国内女子◇富士通レディース 最終日(15日)◇東急セブンハンドレッドクラブ(千葉県)◇6662yd(パー72)
3打差3位で出た賞金ランキング2位の鈴木愛は3回の3パットボギー喫するなど5バーディ、4ボギーの「71」にとどまり、通算9アンダーの4位で終戦。年間の平均パット数で1位に立つ得意のグリーン上で停滞し、「ただ決まらなかった…」と目を赤くした。
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最終組から出た1番で、いきなり3パットのボギー。続く2番でも1mの返しのパーパットを外して優勝争いから早々に脱落した。「朝の練習場では決まる感じもあった。タッチもきのうまでと変わらず悪くなかったけど、入らなかった」と嘆いた。
後半10番から5ホールで4バーディを奪って息を吹き返したが、3打差に迫った終盤17番で再び3パットのボギーをたたいて万事休す。今季悩まされた膝痛は徐々に回復し、練習量を増やしだしていたからこそ、悔しさが募った。「練習は誰よりもしていると思っている。また来週に向けて調整したい」と声を震わせた。
4年ぶりの日本人女王に期待がかかる賞金レースは混戦模様だ。今週を終えて1億1230万円余りで1位に立つキム・ハヌル(韓国)と、2位の鈴木とは約270万円差。さらに約270万円差でイ・ミニョン(韓国)がいる。優勝したテレサ・ルー(台湾)も9317万円余りで4位に浮上した。
今季は残り6試合。キムは2試合の欠場を明言しており、イとルーは「樋口久子 三菱電機レディス」を除く5試合に出場予定。鈴木は全6試合の出場を予定している。
4人がそろう次週「NOBUTA GROUP マスターズGCレディース」は賞金総額1億8000万円、優勝賞金3240万円と高額大会。タイトル争いを占う上で重要な局面を迎える。(千葉市緑区/林洋平)