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「意識だけは常にクールに」青木瀬令奈はメンタル強化で首位発進

◇国内女子◇ヨコハマタイヤPRGRレディス 初日(10日)◇土佐CC(高知)◇6228yd(パー72)

ツアー未勝利の青木瀬令奈が7バーディ、ボギーなしの「65」でプレーして7アンダーとし、後続に3打差をつける単独首位でスタートした。「最終ホールまでバーディを獲るつもりでアグレッシブにプレーした結果」と、昨年1年かけて取り組んできたメンタル強化が、この日のプレーを後押しした。

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コーチとなったのは、スポーツ心理学の書籍だそう。最近では、フィル・ミケルソンをメジャー制覇へと導いたという精神科医のマイケル・T・ラードン氏の著書「ゴルフ メンタルゲームに勝つ方法」という1冊だ。大事な部分、共感できる部分をノートに書き記し、独学した。

「様々な感情や考えが人間の脳を通過するように流れていく。メンタルは電車と一緒で、その考えに乗ることもできれば、見過ごすこともできる。マイナスな思考は見過ごして、プラス思考になるまで待てば良い」というのが課題。練習でも、マイナスな感情をクリアにした方が、質が高くなると気づいたことが、キッカケのひとつだった。

5番(パー3)でピンまで約11mのロングパットを沈め、バーディを先行。7番(パー5)では、左カラーから7ydを直接沈めて6番から2連続とした。「前半で3つポンポンとバーディが来てくれたので、良い流れがつかめた」。

3連続バーディとした直後の13番。ピンまで残り153ydの第2打はグリーンを外してパーオンを逃したが、約15ydのアプローチをピンそばにピタリ。「一時、マイナスな感情になりかけた場面もあったけど、意思を強く持って最後まで良い流れに乗れた」とパーセーブし、途切れそうな流れをつないだ。

「自分では、攻めるゴルフの方が精神的に良い状態。あしたも常に上を見ながら意識だけは常にクールに、高く持って臨みたい」(高知県香南市/糸井順子)

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