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記録ずくめの11歳米国人少女が今週の国内女子ツアーに出場

新潟県長岡市のヨネックスCCで3日に開幕する国内女子ツアー「ヨネックスレディス」に、11歳の米国人少女、アレクサ・パノが主催者推薦で出場を果たす。11歳288日で迎える大会初日にティオフすれば、金田久美子が持つ11歳347日(2001年7月「ゴルフ5レディス」)の最年少記録よりも59日早く、15年ぶりの年少記録更新となる。

今大会を主催するヨネックス社のクラブを2013年から使用していることもあり、「今大会をグローバルな試合に。国内外でジュニア強化に力を入れていきたい」と、約2カ月前に同社が主催者推薦での大会出場をパノ家に打診した。アプローチを受けたパノ家側は「使っているクラブメーカーが主催する大会ということで、出場を決めました」と二つ返事で快諾。プロトーナメント(オープン競技除く)への出場は日米問わず、初めての経験となる。

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2004年8月20日、米国フロリダ州生まれ。現在は通信制のFLVS(Florida Virtual School)に在学中で、日本でいうと小学6年生にあたる学年だ。「USキッズ世界選手権」(2011、2012、2013、2015年)、「IMGキャロウェイゴルフ世界選手権」(2013~2015年)で優勝を飾るなど、6歳の頃から5年間で「世界」と銘打ったタイトルを7つ獲得してきたという。

それ以外にも数々の大会で、その年代としては最少のスコアを更新しているとされ、関係者は「米国の女子キッズゴルフ界でほとんどのスコア記録を保持している」と豪語する。

1Wの平均飛距離は、同世代の女子では間違いなく飛ばし屋といえる220yd。この飛距離を武器に、現在も出場年齢に制限のある大会では125大会連続優勝を更新中とか。身長165cm、体重50kgのすらりとした少女は「記録やスコアは意識していない。大会ごとにいいプレーができるように集中しているだけ」と、大人顔負けの堂々としたコメントを口にした。

開幕を二日後に控えた1日は、18ホールの練習ラウンドを行った。もちろん、来日は今回が初めて。パノは「ゴルフ場は素晴らしい。アメリカと違ってアップダウンがあるけど、挑戦しがいのあるコース」と、初めて踏んだ日本の芝の印象を話し、大会最年少出場に関しては「嬉しいし、めったにない機会。その分、良いプレーをしなくちゃいけないと思っています」としっかりした口調で話した。

「日本は初めてだけど、街も食事も素晴らしい。早速ジャパニーズBBQ(=焼き肉)を食べたわ。趣味はテレビでアメフトを見ること。応援しているチームはニューイングランド・ペイトリオッツで…」。ひとたびゴルフの話題を離れれば、11歳らしい無邪気な顔も見せる少女。ギャラリーの前でどんなプレーを披露するか、注目が集まりそうだ。(新潟県長岡市/糸井順子)

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