最終日最終組は27歳対決 穴井詩が首位浮上
2015年 ダイキンオーキッドレディス
期間:03/06〜03/08 場所:琉球GC(沖縄)
混戦のリーダーズボード 森田、大山、上田らが4差4位タイ
2015/03/07 20:03
国内女子ツアー開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」2日目は、穴井詩が通算8アンダーで首位に据え、4打差の4位タイに森田理香子、大山志保、上田桃子ら、昨シーズン1勝以上を挙げ、賞金ランク上位につけた選手がリーダーズボードに名を連ねている。
2013年大会優勝、昨年は2位タイでフィニッシュした大会好相性の森田は、序盤に2つのボギーが先行するも、9番で残り129ydの第2打を2mにつけて息を吹き返した。「良いバーディが獲れた。後半伸ばしていける期待に繋がった」とスパートをかけ、後半は3バーディ1ボギーにまとめてホールアウト。
<< 下に続く >>
「明日はゆっくりいきたい。上位争いをしていれば、きっと(優勝の)欲が出る。やるからには一生懸命プレーして、最後まであきらめないで戦いたい」と好位置をキープして逆転に望みを繋いだ。
初日をイーブンパーの27位とまずまずのスタートを切った大山。4バーディノーボギー「68」のラウンドは、2015年の練習ラウンドを含めて5ラウンド目のベストスコアに胸を張った。「アプローチが良かったので波に乗れた」とショットの不調を上手くカバー。OKバーディ、長くても1ピン以内に寄せる小技でギャラリーを魅了した。「今週は優勝を意識せず、昨年好調時の一軸のスイングを取り戻したい」と気負わず最終日に臨む。
さらに上田も4バーディノーボギーの「68」をマークして4位に浮上した。上田にとって苦手意識の強いコースと対峙する今週も、好スコアが昨年からの成長を証明していることを実感。「打ちミスでスコアを落とさない」基礎がしっかり出来上がってきたという手応えも得た。
「いろいろなシチュエーションが想定内で、(無駄な思考を)捨てる作業が楽にできている。きょうはいい位置にいるから優勝を狙っていくのではなく、何位でフィニッシュしても、オフの成果、どこまで仕上がっているかの判断材料」と、あくまで自分のゴルフを貫き通すつもりだ。(沖縄県南城市/糸井順子)