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明暗:柏原「トップ10目指す」 堀琴音はパターに苦戦

北海道の札幌国際CC島松コースで開催されている国内女子ツアー「meijiカップ」2日目、先月末のプロテストに合格したばかりのプロデビュー組は、明暗を分ける形となった。

柏原明日架は2バーディ1ボギーの「71」で回り、通算イーブンパーの32位で予選を通過。一方、堀琴音は2バーディ4ボギーの「74」とスコアを落とした。通算3オーバーの53位タイと順位を上げられず、7オーバー80位タイの山田成美とともに予選落ちした。

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「カットラインは最終ホールまで意識しなかった。それだけプレーに集中できていた」。53位から出た柏原は、4番でバーディが先行した。出だしの流れや雰囲気にうまく乗りかけたが、直後の5番でボギー。「自分が招いたミスで流れを断ち切ってしまった」と、前半をイーブンパーで折り返した。この日はパッティングでしのぐゴルフが続いたが、18番(パー5)では約4メートルを沈めてバーディフィニッシュで締め、最終日の上位進出に望みをつないだ。

初日の出遅れに「ゴルフはアマチュアのまま」と厳しく評していた柏原。いつもなら初日のミスを引きずってしまうところだが、この日は気持ちの切り替えが奏功。2日間、精神的には安定していたという事実から、「プロになった」と改めて自身の“成長”を実感した。「明日の目標順位はトップ10。グリーンを外したら勝負にならないと思うので、チャンスを多く作りたい」と最終日に向け、その表情は明るい。

同じく53位から出た堀は「気持ちの浮き沈みが今年に入って一番激しかった」と、初日に続き肩を落とす結果に。パットはカップにあと数センチ届かない、ボールが跳ねればラフに入り・・・運も味方にすることができずに失速した。

後半11番、15番でのボギーに加え、1メートルの短いパットを外すなど、慣れない洋芝の難グリーンに苦戦を強いられた。「ショットの調子は上がってきているけど、パターが入らない。パターが入らないんじゃバーディも獲れないし、スコアも伸びない」。

同伴競技者のラッキーや、たまるフラストレーションにため息とイライラが募った。「悔しいというよりは残念。来週のNEC(軽井沢72ゴルフトーナメント)は頑張りたい」。堀にとっては“プロの厳しさ”を噛み締めながら終えるプロデビュー戦となった。(北海道北広島市/糸井順子)

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