「一生の思い出に残る大会になる」いよいよ今週プロデビュー戦を迎える堀琴音

国内女子ツアー第21戦「meijiカップ」が、8月8日（金）から北海道の札幌国際CC島松コースで開幕する。アマチュア時代からプロのトーナメントで優勝争いにも顔を出してきた堀琴音、柏原明日架が、前週行われたプロテストを突破し、今大会でプロデビューを果たす。

今年一番のモチベーションをプロテスト合格にフォーカスしてきた堀は、3位でプロテストを突破。ようやく大きなプレッシャーから解放され、デビュー戦について「どういう結果であれ、一生の思い出に残る大会になる。とにかく楽しみです」と表情を緩ませる。

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堀は、2011年に合格した姉の奈津佳とともに、国内女子ツアー16例目となる姉妹合格。「（デビュー戦にあたり）同じ地でデビューできるのはなんだか嬉しい」。姉のデビュー戦となったのは同じ北海道開催の「ニトリレディス」と、大会は異なるものの、この偶然は姉妹プロの“運命”か。堀は、現段階ではレギュラートーナメントへの出場権は今週を含めた4試合。「シードを取れるように頑張りたい」と意気込んだ。

一方、9位で合格を果たした柏原も同じく「楽しみ」と、緊張や堅苦しさはなくその表情は明るい。アマチュアと変わったことは？ と問われ「キャディバッグの大きさと、アマチュアマーク（＠）が取れたこと」と笑う余裕さえある。「プロになった以上、賞金を稼ぎたい。そのためには1位（優勝）を狙っていかないといけない」と、アマチュア時代から変わらない強気な姿勢を示した。

柏原は初日、生涯成績50勝、永久シード権を持つ大先輩・不動裕理と8時18分に第3組からティオフする。「学ぶべきことはたくさんある。戦力のある先輩たちに追いつけ追い越せの気持ちで、下を見ずにやっていきたい」。女子ツアーを賑わしてきた2人がいよいよ明日華々しいデビュー戦を迎える。（北海道北広島市／糸井順子）