プロアマ戦で山村彩恵組に入り、アドバイスを送る片山晋呉

国内男子ツアー通算27勝、永久シードプレーヤーの片山晋呉が、今週の女子ツアー「サマンサタバサ ガールズコレクション・レディーストーナメント」のプロアマ戦にゲストとして出場した。昨年は「全英オープン」に出場して同時期に日本を離れおり、一昨年の第1回大会以来2度目の参加となった。

男子プロならではの豪快なショットを披露・・・かと思いきや、この日の片山は本来のフルスイングではなく、軽めのショットが目立った。「ゴルフを楽しむという段階じゃないからね。参加させてもらっただけ。まだまだ時間はかかりそうだね・・・」と、体の状態が良くないことを明かした。

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6月の「日本プロゴルフ選手権大会 日清カップヌードル杯」で、大会直前に肩痛で棄権をして以来、試合から遠ざかっている。「どこの病院に行っても原因が分からないって言われるし、トレーニングのしようもないから時間がかかっちゃってね。9月には復帰できたらいいんだけど、このまま回復しなかったら今シーズンもう試合に出ないかも・・・」。

試合から離れて1ヶ月以上が経ち、焦りはあるが、今は無理をする時期ではないと判断している片山。この日のプロアマ戦では、以前に片山のキャディを経験したこともある山村彩恵の組に入り、コースの攻略法などアドバイスを送る姿が目立った。

本格的なスイングができないと嘆きながらも、じっとしていられないのが片山の性格。この日は腰に500グラムはある固定式のベルトを巻いて素振りを繰り返し、体幹のトレーニングも行っていた。

9月12日からは、自身の名前を冠にした男子の非公式競技「片山晋呉インビテーショナル ネスレ日本マッチプレー選手権」が開催される。記念すべき第1回大会に向けて、なんとしても状態を戻したいところだが。（茨城県阿見町／本橋英治）