今週の「日本女子オープン」を最後に産休に入る茂木宏美 ※初日に撮影

今年8月に妊娠中であることを発表した茂木宏美が、今週開催中の「日本女子オープン」を最後に産休に入った。2日目を79位タイで終えて予選通過はならずに終わったが、その表情は充実したもの。「お金で買うことのできない勉強をさせてもらいました」と、笑顔で妊娠が判明してからの数ヶ月を振り返った。

茂木と同じく、妊娠中もプレーを続けていた塩谷育代から贈られた言葉がある。「“2人のゴルフ”を楽しんだ方がいいよ。今まで味わったことのない感覚で、すごく楽しいから」。

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茂木は言う。「毎日毎日、体が変化していく中でゴルフをすること。これまでなかった角度から、ゴルフと対峙することができた」。現在、妊娠6ヶ月半。すでに「お腹の中で、すごく動くんですよ」と、母親の表情も見せる中でプレーした産休前最後の大会だった。

「私のプレー中は揺られて気持ちいいのか、寝ているみたい。ホテルに帰ってリラックスしていると、すごく元気になるんです」。自然と頬に浮かんだ微笑が柔らかい。

「毎回、ファンの方やギャラリーの方から温かく応援していただいた。予想以上だったし、自分の中ではとてもありがたかったです」。

出産予定日は来年2月上旬。ツアーへの復帰は、スポンサー競技が絡む6月ごろを予定しているという。「復帰するからには優勝を狙える状態までもっていきたい」と、見据えるのは塩谷と同じ、戦うママさんゴルファー。まずは、安産を祈りたい。（神奈川県相模原市／塚田達也）