今季初のオーバーパーフィニッシュにも納得の表情を見せていた森田理香子

静岡県の葛城GC 山名コースで開催されている、国内女子ツアー「ヤマハレディースオープン葛城」の3日目。首位に2打差、5位タイからスタートした森田理香子はボギーが先行する苦しい展開。3ボギー、1バーディの「74」と2つ落とし、通算2アンダーの12位タイに後退した。

cms:nextpage}強い風雨に見舞われる中でのラウンドに、「すごかったです」と苦笑。開幕戦から15ラウンド目にしての初のオーバーパーにも、「今日はいいと思う。私はぜんぜん満足しています」と納得の言葉を口にした。

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前半の5番パー5では、池に近いグリーン左寄りに切られたピン方向へ果敢に2オンを狙い。「左に行っちゃいけないところで、欲が出て無理して狙った」というユーティリティからの2打目はグリーン左の斜面をキックして池に捕まり、手痛いボギーとした。

それでも「引っかけたわけではなくて、少し左に行っただけ」と納得の範囲内。全体的にも「ショットのタイミングは、雨と風の中で悪くなかったし良い感じ。パットも狙ったところに打てていた」と気落ちの様子は見られない。「欲が出たこと。そこが反省点」と、この日の5番ホールで顔を除いた邪念だけを戒めた。明日も強風が予報され、上位は荒れる展開も予想される。今シーズン開幕戦から続くトップ3フィニッシュ、そして逆転優勝を見据え、明日の最終日に臨む。（静岡県袋井市／塚田達也）