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茂木、試合巧者ぶりを発揮しての4位タイ発進

宮崎県の宮崎カントリークラブで22日(木)、国内女子ツアー最終戦「LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」が開幕。朝から冷たい雨が降り注ぐ悪コンディションの中、茂木宏美が首位に3打差の2アンダー4位タイと好スタートを切った。

4位タイまでの上位10名のうち、日本勢は首位タイの横峯さくら、茂木と並ぶ佐伯三貴の3人のみ。その中で、今年35歳になりベテランの域に入った茂木が存在感を見せている。「今日は落ち着いてプレーできたと思う。このコースはガマンを続けて、ロングできっちりバーディを獲ることが、私なりに考える攻め方」。そのプラン通り、11番と13番のパー5で確実にバーディを奪取。11番では、3打目をピンそば10センチにつけるスーパーショットを見せるなど、試合巧者ぶりを発揮した。

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今週は、芽が強く転がりが不規則とも言える高麗グリーンとあり、「私はアプローチでスコアを作っていくタイプだけど、このコースはグリーンを外したら寄せるのが難しい。他のコースに比べて、通用しない場所もある」と、相性の不一致も口にする。その中で支えとなっているのは、「例年に比べて、自分のゴルフスタイルができつつあると思っている」という、ツアー参戦10年目を迎えて確立しつつある自身の堅実なプレースタイルだ。

「このコースは、気持ちが前に出すぎてもいけない。ガマンも必要なコースであることは、何回か出場して痛いほど分かっています」と続ける茂木。今年で7回目の参戦となる経験も活かし、「やっぱり、獲りたい気持ちはあります」という悲願のメジャータイトルへ挑む。(宮崎県宮崎市/塚田達也)

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