原江里菜が首位キープ! 注目選手たちは・・・/2011年女子ファイナルQT3日目
原江里菜が阪神の岩田稔らと合同キャンプを実施
昨年「NEC軽井沢72ゴルフトーナメント」でツアー初優勝を果たした原江里菜が、プロ野球、阪神タイガースの岩田稔投手などとの合同トレーニング合宿を、千葉県の生命の森リゾート 日本エアロビクスセンターなどで行っている。
参加しているのは、原以外には下村真由美、日下部智子、佐藤のぞみ、菊地明砂美、菊地絵理香の女子プロゴルファー5名とトライアスロン、アメリカンフットボール、パドルスポーツといった異種目アスリートたち。5日からスタートしたこの合宿は、9日の1日オフを挟んで18日まで実施される。
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7日行われたメディア公開練習は朝8時からスタート。ゴルファーは真名カントリークラブの練習場でスイングの練習を開始。シーズン中とは異なり短いアイアンでゆっくりスイングしたり、左で実際にボールを打つなど体を動かすウォーミングアップを兼ねた練習を繰り返した。
そして10時30分から芝生のグラウンドで合同トレーニングがスタート。午前中はランニングや下半身強化のトレーニングが行われた。練習中に腰を痛めた岩田投手は、途中から別メニューとなったが、異種競技の選手たちに揉まれながら女子ゴルファーたちも懸命に走ったり、体を動かしていた。
昨年もこの異種目合同合宿に参加した原は、「本当にキツいんですよ。今年もまずはこのキャンプを乗り切ることが第一の目標です」と話す。昼食後、13時30分から各選手のインタビュー時間がも設けられ、女子ゴルファーたちは「他の選手との体力の違いを痛感しました・・・」というコメントばかりだったが、アメリカンフットボールの古庄直樹選手は余裕の表情を見せた。
このトレーニングを仕切るのはアメリカンフットボールのオービックシーガルズでヘッドアスレチックトレーナーを務める吉永孝徳氏。「違う種目の選手が集まっていますが、基本的な体の軸の作り方などは共通しています。この合宿では、その基本となる部分をしっかりと強化したいと思っています。女子プロゴルファーの方々は、他のアスリートに比べたら、その部分は弱いですね。こちらとしてもヤリガイがありますよ」と笑顔で語る。
岩田投手とは昨年も一緒にトレーニングを行った原江里菜は「去年、合宿で立てた目標を2人とも達成することが出来ました。ただ、昨年は1勝したあと、もっと勝てると思ったのに結果を出せなかったので、今年は2勝、3勝とできるようにしたいです。私は夏に調子が上がるタイプなのですが、今年は2月にもう一度キャンプを行い、そこで良い仕上がり状態になれば開幕から優勝を争えるよう上位を目指していきます」。と今季の意気込みを語った。
合宿期間中、選手たちはそれぞれのスケジュールの兼ね合いで、途中で抜けることも多い。しかし、最終日の18日には地元のファンや子供たちとのイベントも予定されている。合宿の様子や参加選手たちのコメントなど詳細は、専用オフィシャルサイトで公開中。