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美香は終盤に粘り、6位タイで決勝へ「明日以降が楽しみ」

神奈川県の横浜カントリークラブ 西コースで開催されている、国内女子メジャーの今季第3戦「日本女子オープンゴルフ選手権競技」の2日目。朝から吹き荒れた強風、日に日に硬さを増すグリーン。全体的に凌ぎ合う展開となる中、6位タイの宮里美香は1バーディ、4ボギーの「75」と3つ落としながらも、首位に4打差の通算3オーバー、順位は変わらずの6位タイに踏み留まった。

「バーディチャンスにつけられない展開になるので、どれだけガマンできるかが勝負だと思っていた」。覚悟を持って2日目に臨んだ一方で、気持ちの中は挑戦意欲に掻き立てられていた。「チャレンジすることは大好き。難しければ難しいほどやりがいを感じる」。

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この日、ボールが風の影響により流された幅は「最低でも、10から15ヤード」(美香)。その中で、前半アウトをボギー1つに留めて折り返す。「こういうセッティングであればあるほど、自分のショットの精度、アプローチのバリエーションが活きてくる」。後半インは1番、3番、4番と風の読みを誤り、グリーンを外してボギーを重ねるが、6番(パー5)では3mのチャンスを決めて貴重なバーディ奪取。8番ではティショットを右ラフに打ち込むピンチを迎えるが、無理をせずにレイアップし、45ヤードのアプローチを2mに寄せてパーセーブ。「あれが一番大きかった」と、決勝ラウンドへの流れを繋ぐ会心のリカバリーを振り返った。

「感触はすごく良いので、明日以降が楽しみ」。明日は台風も遠ざかり、風は弱まる見込みだが、グリーンはより速く、硬いコンディションへの変貌は続く。コースの難度と比例して増していくチャレンジ精神が、宮里をさらなる浮上へと導くか。(神奈川県横浜市/塚田達也)

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2012年 日本女子オープンゴルフ選手権競技



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