アプローチが冴えた笠りつ子は首位と1打差の3位タイと好スタート

国内女子ツアーの今季第4戦「ヤマハレディースオープン葛城」で、ツアー2勝目を果たした笠りつ子が、今週の「スタジオアリス女子オープン」の初日も2アンダーをマークして、首位と1打差の3位タイと好位置につけた。

スタートの1番でボギーをたたいた笠は、4番でバーディを奪うが6番で再びボギー。9番のグリーン上では、上位選手のスコアを確認するため、しばしリーダーズボードに釘付けとなった。

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中盤はアプローチが冴えてパーセーブを繰り返すと、終盤に入り14番、16番パー5、さらに17番と3つのバーディを奪い2アンダーまで伸ばしてきた。先週の優勝時も終盤に3つのバーディを奪い集団を抜け出した笠は「狙ったというのではないんですけど。バーディが獲れましたね」と他人事のように話し出した。

「以前は全く考えていなかったのですが、今は常に後半のバック9が大事だという意識はあります。バーディが3つ獲れたのは気合いなんですかね（笑）。いつの間にか自分の名前がボードに入っていたので驚きました」と続ける。

そして「トッププロの雰囲気もでてきた？」という質問が飛ぶと「出したいですけど、自分の中身は変わらないですね。周りからそういう風に言われれば嬉しいですけど」と、おどけて見せる笠。2日目以降は「とりあえず、今日打ったボギーをどうやってパーで上がれるかを考えて、明日以降も落ち着いてプレーします。上位を見ながら良い位置で最終日を迎えられるように」と作戦を立てる。（兵庫県三木市／本橋英治）