大会連覇のかかる佐伯三貴は気負わずに最高の結果を狙う

2007年の「伊藤園レディスゴルフトーナメント」でプレーオフに進出しながらも涙を呑んだ佐伯三貴が、昨年通算10アンダーでリベンジを果たした。その佐伯は大会2連覇に向けては「去年の優勝のことは忘れて、新しい気持ちでプレーしたい」と言う。

「ここは良い思い出もたくさんあるので、悪い思い出にならないようにプレーしたいですね」。コースとの相性は悪くないという佐伯だが、「優勝したことをあまり意識しすぎずに、伸び伸び楽しくラウンドできたらと思います」と、連覇を意識し過ぎないように努める。

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コースは7番パー3が昨年よりも32ヤード短くなり150ヤードに、そして9番パー4が15ヤード伸びて415ヤードに改造された。「あの2ホール以外は全て昨年と同じですよね。今年もバーディ合戦になると思うので、それに負けないように自分も頑張りたいです」と抱負を語る。

先週は風邪気味で体調が思わしくない状態で試合を続けた佐伯は「しっかり体調管理をしたいです」と、11月に入り急激に寒くなった気候にも警戒する。今季も女子ツアーはこの大会を含め残り3試合。現在賞金ランキングで6位につける佐伯は、3試合全てで優勝を果たせば逆転賞金王になる可能性を少しだが残している。「いやー、それは無理ですから来年に向けて良い結果だけは残したいですね」。女王獲得は諦めモードだが、相性の良いこの大会では最高の結果（優勝）を目指している。（千葉県長生郡／本橋英治）