女王に王手! アン・ソンジュのスイングをスーパースローで見る
2011年 伊藤園レディスゴルフトーナメント
期間:11/11〜11/13 場所:グレートアイランドC(千葉)
優勝で決まり!女王獲得間近のアン・ソンジュ
国内女子ツアーは今週開催される「伊藤園レディスゴルフトーナメント」を含め、残り3試合。現在賞金ランキングで首位を独走するアン・ソンジュ(韓国)は、先週までに1億1,601万円を獲得し、2位の有村智恵(8,322万円)に約3,278万円の差をつけている。
今週アンが優勝を果たせば、1,620万円を加算し合計1億3,221万円に達し、有村が今大会を欠場したことで、残り2試合を優勝してもその差を逆転することができず、アンの2年連続での賞金女王が確定する。
<< 下に続く >>
優勝をしなくても上位に入ることで有村や3位で追いかける横峯さくらの逆転は困難な状況になる。アンには焦る気持ちもなく「決まるときは決まる」といたって冷静だ。
その冷静さは、絶対に逆転されないという自信ではなく、「今週決めよう」などと気分を昂ぶらせるとゴルフの調子まで悪くなるために、気持ちをセーブしているというのが本音。先週開催された「ミズノクラシック」では「海外の凄い選手が集まっていたので、私はいつも以上に力が入ってしまった。その反省を生かして今週は1打1打に集中してラウンドしたいです」と話す。
さらに昨年のこの時期を振り返り「去年の経験があるから今は落ち着いています、とはいえないです。今は(賞金ランクで)トップにいますが、上位の選手は優勝の可能性が高いので、良い緊張感を持ってプレーできています。残りの試合も落ち着いてプレーできればと思っています」という。
昨年は「富士通レディース」でシーズン4勝目を果たしたが、その後2試合で23位タイ、14位タイと優勝争いに絡むことができず、思わず躓いてしまった。その経験を生かす上でも、力みすぎずに集中することが大切だと話す。「今日もショット、パットともに安定していました」といつも通りの調整を行ったアンが、2試合を残して女王獲得を果たすことになるかもしれない。(千葉県長生郡/本橋英治)