10mロングパット2発に「全部入っちゃう」 ベテラン服部真夕がレギュラー今季初戦で66
◇国内女子◇資生堂・JALレディスオープン 2日目(3日)◇戸塚CC東C(神奈川)◇6487yd(パー72)◇曇り(観衆5001人)
会心の一日を呼ぶ流線を描いた。前半11番(パー5)、服部真夕のバーディパットは12mのフックラインをたどり、カップに落ちた。「あれが入らなかったら前半のスコアはなかった。あれが入ったからこそ、リズムに乗って行けた」と勢いに乗った。
昨年9月「住友生命レディス東海クラシック」以来、主催者推薦で迎えた今季初のレギュラーツアーでパッティングがさえた。続く13番で6m、15番(ともにパー3)で10m強、17番で5m、18番で6mと長い距離を次々に沈めた。「全部入っちゃうなって(笑)。(チャンスに)ついてなくても難しいパットが入る。ちょっと不思議な感じでした」と打った本人が驚く出来栄えだった。
後半8番で唯一のボギーを喫し、2023年の本大会第4ラウンド(69)以来のノーボギープレーとはいかなかったが、首位に1打差の6アンダー2位スタートを決めた。レギュラーツアーでの初日1桁順位は18年「ヨネックスレディス」(3位)以来8年ぶりだった。
19歳で合格した07年のプロテストから15年までに5勝を挙げた。当時脚光を浴びた38歳はいま、下部ツアーを主戦場とする。18年に賞金シードを失い、アプローチのイップスにも苦しみながら、21年の下部「Skyレディース ABC杯」で涙の復活優勝を遂げた。ここまで5試合に出場する今季は開幕から2試合連続で予選落ちしたが、直近の「ルートインカップ」で6位に入るなど徐々に調子を上げている。
19年オフからイップスを解消するべく左打ちのアプローチを取り入れてきた。約7年が経ち、再び岐路に立っている。「春先の芝が左でも気持ち悪い感じが出てしまって。芝が生えてからは普通に打てるようになってきましたが、気持ち悪さは残る」。この日は機会がなかったというが、「右に戻そうかな、どうしようかな…」と模索の日々を過ごしている。
それでも、7バーディを量産した初日はひさびさの好発進だ。15年「CAT Ladies」以来10年316日ぶりの優勝となれば、ツアー制施行後史上3番目のブランクVとなる。「初日だけと言われないように、頑張りたいと思います」。プロ20年目のベテランが奇跡をつかむ。(横浜市旭区/合田拓斗)