菅楓華が心に誓う2つのリベンジ イメージする世界ランク1位の姿
◇国内女子◇宮里藍サントリーレディスオープンゴルフトーナメント 3日目(13日)◇六甲国際ゴルフ倶楽部(兵庫)◇6619yd(パー72)◇晴れ(観衆5666人)
菅楓華は「今年はリベンジをしに来た」と言った。21歳には1年前の苦い記憶がある。前年大会はメジャー「AIG女子オープン(全英女子)」切符獲得を狙って挑みながら、4オーバー94位で予選落ちを喫していた。
だからこそ、「爆発したい」と15位から浮上を期したムービングデー。後半14番まで3バーディ、3ボギーの一進一退のゴルフを展開しながらも、15番でピン奥3mを流し込み、17番(パー5)、18番と連続バーディで締め。「69」と3つ伸ばして笑顔でホールアウトした。
自身メジャー初出場だった前週の「全米女子オープン」(カリフォルニア州)の最終ラウンドを帰国後に日本からテレビで観戦していた。1打及ばず予選落ちし、一足早く帰国。「パット、アプローチ、ショットと全部のレベルの低さに気づいた。たくさん勉強になった」と振り返る。それでも同じ舞台で戦ったからこそ、画面越しに見る優勝争いは新鮮でもあった。
日本勢の上位を追いつつも、世界トップのスイングを食い入るように見続けた。「すごく良いイメージが出てこの試合に入れている」。今週のイメージは世界ランク1位で全米女子を制したネリー・コルダ――。現在メルセデスランキング3位につける21歳が、順当に上位争いに加わってきた。
今年も出場権が与えられる海外メジャー「AIG女子オープン」(7月30日開幕/イングランド・ロイヤルリザム&セントアンズGC)への条件は上位2人と大会終了時のメルセデスランク上位3人(ともに有資格者を除く)。菅はメルセデスランクでの選出可能性が高いが、あくまでも自力で決めたいと思っている。
首位とは8打差がついたが、2位とは5打差。「チャンスはあると思って、まずは上に追いつけるように。しっかりと自分の手で切符を獲りたいと思っている」。全米のリベンジを同じメジャーの全英で果たすためにも、ラスト18ホールでチャージをかける。(神戸市北区/中村文香)