激闘に敗れ救急搬送から1年… 今年の藤田さいきは「全然元気です!」
◇国内女子メジャー◇ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ 事前(6日)◇茨城ゴルフ倶楽部西コース(茨城)◇6718yd(パー72)
昨年の激闘から1年、藤田さいきが再び茨城ゴルフ倶楽部に戻ってきた。「全然元気ですよ! 今年はちゃんと」。開口一番、口にしたのは自身の体調についてだった。
「去年はこの段階(開幕前日)でダメだったんで…」と体調不良で臨んだ昨年大会は、2打差の単独首位から出た最終日に申ジエ(韓国)にプレーオフで敗れ、ホールアウト後には救急搬送される事態となった。当時について「覚えてないんですよね。意識がはっきりしたのが病院だった。後半15、16番ぐらいからは夢の中でやっている感じで、プレーオフはすごくフラフラしていた」と極限状態だったと振り返る。
2010年「日本女子プロ選手権」以来15年ぶりのメジャータイトルがかかった大一番を不完全燃焼で終えたことには悔いも残る。「せめて最終日ぐらいはちょっとでも元気になってくれないかなと思っていたんですけど、なかなかそうもいかず。ジエと戦うんでやっぱり元気な状態でやりたかった」
昨年の経験も踏まえ、今季は免疫ケアを行うなど体調管理を最優先に調整してきた。前週「NTTドコモビジネスレディス」では今季最高の5位に入った。「体ってやっぱり大事だなと思いましたね。『体調が悪くもゴルフの調子はいいよね』って言われがちなんですけど、やっぱり元気な方がいい」
17年連続17回目の出場となる今週は、3年ぶりに西コースで開催される。「(西コースは)グリーンが小さいし、より頭を使わなきゃいけない。1日1、2(アンダー)出たらいい方じゃないですか」。大会歴代最多の13回予選通過(東西両コース合わせて)の経験をもってしても油断は一切ない。
さらに、予選ラウンドは昨年激闘を繰り広げた宿敵と同組なだけに気合いも入る。「(昨年は)悔しがる暇がないくらいの1週間だったので、いい位置でいられたら最終日は元気な状態でやれたらいいなと思う」。あと一歩のところで逃したメジャータイトル。昨年のリベンジへ、今度は万全の状態で臨む。(茨城県つくばみらい市/安平賢太郎)