「藍さんがいなければ…」小祝さくらが憧れの先輩と初ラウンド 今季“トップ10なし”から脱出の起爆剤に
◇国内女子◇ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ 事前(6日)◇茨城ゴルフ倶楽部西コース(茨城)◇6718yd(パー72)
国内女子ツアー屈指の“おっとり系プロ”の表情が心なしか紅潮している。プロアマ戦で宮里藍プロと初めて一緒にプレーした小祝さくらは「普通の試合より緊張しました」と一日を振り返った。
子供の頃「親が藍さんの大ファンで、初めて連れて行ってもらった」のが北海道で宮里プロが出場するトーナメントだった。生で見て、感動して、ラウンド後にサインをもらおうと思ったが、順番待ちをするギャラリーの大行列を見て断念した。「藍さんがいなかったら、私はゴルフをしてなかったと思います」というほど、小祝にとってのアイドルなのだ。実際に間近で見た宮里プロは「今でも試合できるぐらい上手でした」という。フレンドリーに接してもらい、今大会を開催する西コースの“攻略法”を教えてもらったり…。ファン目線を満喫した。
夢のような時間を、いいきっかけにしたい。左手首の負傷・手術から復帰した今季は3月末「アクサレディス」から「ヤマハレディース」で7年ぶりの2試合連続予選落ちを喫した。何より出場8試合でトップ10がない。これはツアーフル参戦1年目の2018年から、シーズンメジャー初戦の本大会前までのデータで初めてのことだ。復帰戦だった3月「ダイキンオーキッドレディス」で口にしていた患部の不安感はほぼ消えた。「調子がよくなってきた感じはあります」と言うが、本調子でないことは明らかだ。
昨季の離脱前までの18試合と今季のスタッツを比較すると、様々なテーマが浮き彫りになる。規定ラウンド数不足ながら1位相当の75.8621%だったパーオン率は61.5741%(59位)と約14ptも低下。パーセーブ率も2位相当の89.4636%から82.4074%(42位)とダウンしている。「課題はアプローチ。(ピンを)攻め切れていない分、どうしても手前に外すケースが多くて」。通算12勝の中にない国内メジャー初タイトルがかかる本大会で、藍先輩からもらったパワーを起爆剤にしたい。(茨城県つくばみらい市/加藤裕一)