今季自己ベスト「65」をマークした岩井千怜

◇国内女子◇樋口久子 三菱電機レディスゴルフトーナメント 2日目（26日）◇武蔵丘GC（埼玉）◇6650yd（パー72）◇曇り（観衆4764人）

前半5番で狙いよりも少し右に出た第2打を「お願いだから乗って」と見送っていたら、グリーン上から大歓声が聞こえた。「狙っていなかった。本当に運が良かった」とピンまで残り150ydが直接カップイン。予想外のイーグルで岩井千怜の名前がスコアボードの首位に並んだ。

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1イーグル6バーディ、1ボギー「65」は、4月「パナソニックオープン」第2ラウンド以来の今季自己ベスト。通算12アンダーで単独首位に立ち、地元の埼玉で5月「RKB×三井松島レディス」以来の今季3勝目、通算7勝目に近づいた。

パッティングに助けられた一日

この日はパッティングが好調で、チャンスもシビアなパーパットも決め切れた。「7番は流れをつかむパットだった」と4m前後の上りのフックラインを入れてから2連続バーディ。通算10アンダーで折り返すと、後半もボギーなしの2バーディと伸ばして後続に1打差をつけた。

スコアに反して「めちゃくちゃ感触が良い、というわけではないので。きょうはラッキーだったかな」と首をひねったが、開幕前には大会名にその名を冠するレジェンドからお褒めの言葉を頂いていた。同じ埼玉県出身でツアー通算69勝を誇る樋口久子JLPGA顧問とは、今週はじめてプロアマを同組でプレー。今季の平均飛距離249.43ydのショットに対し、「ここまで飛んでいる人、見たことないわよ」とうれしい反応をもらった。

地元でカッコいい姿を見せたい！

あすはRKB×三井松島レディス以来、久々の最終日最終組でプレーする。「地元なのでカッコいいところを見せたいのと、優勝を届けたい」と気合いを入れて、残り一日に臨む。（埼玉県飯能市／谷口愛純）