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馬場咲希が最終18番でまさかの「8」に涙…国内プロデビュー戦は14位

◇国内女子◇富士通レディース 最終日(13日)◇東急セブンハンドレッドクラブ(千葉)◇6697yd(パー72)◇晴れ(観衆3730yd)

国内プロデビュー戦だった馬場咲希が最終18番で「8」をたたいた。3日間通算の平均ストローク「4.3210」とホール別難易度1位だったパー4で、残り165ydから6番アイアンの2打目がグリーン前方から左サイドに広がるバンカーにつかまった。

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グリーン方面が高さ約1.5mの“壁”のようになった名物バンカーで、ボールはその壁近くに。ピン方向を狙った3打目で脱出に成功したかと思ったが、グリーン面に届かずダウンスロープで戻って再びバンカーへ。4打目はピン狙いをあきらめて、バンカー左のラフに出したが、5打目もミスし、6オン2パット。目を赤くして、悔し泣きでホールアウトした。

馬場は国内ツアーでアマチュア時代にツアー14試合に出場し、トリプルボギーの「7」(2022年『ブリヂストンレディス』1R/14番パー4、23年『サロンパスカップ』FR/7番パー4)はあったが、今回の「8」でワーストを更新した。

「2打目の感覚は悪くなかったんですが…。(最初のバンカーショットは)あ、戻って来ちゃったって感じで」と18番を振り返った。アマチュアで出場した22年大会最終日も同じ18番のバンカーから1度で出せず、ダブルボギーをたたいた悪夢の再現となった。

ただし、ラスト1ホールを除いては上々だった。史上初となる、国内プロテストに合格した日本人の国内ツアープロデビュー戦優勝へ首位と1打差4位から出て、17番までは4バーディ、1ボギーと通算12アンダー。ツアー規定で次戦「マスターズGCレディス」の出場権を得られる3位以内の可能性を残し、18番を迎えていた。

「優勝スコアは最初“15アンダーぐらいかな”と考えながら、耐えるところは耐えて伸ばし合いを頑張らないと、と思ってプレーしていました。大会前は優勝争いできるなんて全然思ってなかったし、今日以外も学ぶところはたくさんありました」。通算8アンダー、14位で終わった3日間。現時点で今後の国内ツアー出場予定はなく、来季の米ツアー出場権をかけた最終予選会(12月5~9日/アラバマ州・マグノリアグローブGC)に向け、調整を続けていく。(千葉市緑区/加藤裕一)

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