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畑岡奈紗、宮里藍に次ぐ年少記録で“日本タイトル2冠”へ 川崎春花が午後組ベストスコア

◇国内女子メジャー◇日本女子オープンゴルフ選手権 2日目(27日)◇大利根CC 西コース(茨城)◇6845yd(パー72)◇曇り時々雨(観衆3661人)

2日目のベストスコアは4アンダー「68」。5人が記録したものの、午後組でプレーしたのは川崎春花だけだった。雨に見舞われるタフな時間帯があった中でも「思っていたよりは降らなかったので。良い方に天気が傾いてくれた」とポジティブな姿勢で価値ある5バーディ(1ボギー)を積み重ねた。

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唯一スコアを落とした後半16番、3パットボギーの直後に難関17番で1Wショットを左ラフに入れた。フェアウェイキープ失敗は4ホールだが、そのうちファーストカットが2ホール、バンカーが1ホールで、ラフにつかまったのはここだけ。

「でも、順目だったので。ラッキーな方のライでした」。やはり下を向くことなく、6UTを振り切ってグリーンに届かせた。7mほどのバーティパットはしっかり上った後に下りが入るフックライン。読みもタッチも完ぺき。この日17番で5個しか出なかったバーディを決めきった。

ティショットの安定につながっているのは、今週取り入れているルーティン。テークバックが外に上がり過ぎないよう、構えてから一度バックスイングで上げるポジションを確認し、クラブを戻してスイング動作に移る。「最近ショットが両方に曲がっていて。動画を見て、(原因は)そんな感じなのかな、と。上がり方だけ意識しています」

首位と4打差の通算4アンダー5位に浮上。2022年「日本女子プロ選手権」を大会最年少の19歳で制しており、今大会を21歳151日で優勝すれば、畑岡奈紗(20歳245日)、宮里藍(21歳83日)に次ぐ年少記録で日本タイトル2冠を達成する。

「今週会場に来て、場内で流れている歴代優勝者の映像を見たりして、やっぱり名誉ある大会なんだな、と。(優勝を)意識したら良くないので、いまは意識していないですけど、皆さんが目標とする大会だと思うので、私も上位に入れるように精いっぱい頑張りたい」。大利根CCに来てから強くなったという日本女子オープンへの思いをにじませつつ、謙虚に週末の優勝争いを迎える。(茨城県坂東市/亀山泰宏)

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