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「あれ、合ってる?」 政田夢乃の助っ人は、最近頼りになる弟キャディ

◇国内女子◇ニトリレディスゴルフトーナメント 2日目(23日)◇桂GC (北海道)◇6651yd(パー72)

弟が「まっすぐ」と読んだラインを、無視して打ったら外してしまった。「あれ、あってる」と24歳のルーキー政田夢乃はちょっとびっくり。今週初めてキャディをお願いした弟、なかなか頼りになるぞ。

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15位から出た政田夢乃が4バーディ、2ボギー「70」で回って、通算4アンダーで決勝ラウンドに進出。地元北海道でツアー初優勝をかけた今週は、「気を許せるので」と3歳年下の弟・大成さん(北海学園大3年)にキャディを頼んだ。

高校までは野球部だった弟が、大学でゴルフ部に入ったときは驚いたと言う。それまでは年に1回一緒にラウンドするかどうかだったが、「最近はベストスコアがアンダー、ハーフで33が出たらしくて」とメキメキ頭角を現している。2週後で9月5日開幕の国内メジャー「ソニー日本女子プロゴルフ選手権大会」(沖縄・かねひで喜瀬CC)でもキャディを頼むつもりだ。

今週が初タッグで初日は様子を見ながらだったが、2日目は「だいぶ慣れてきたので、距離を測ってもらったり、結構サポートしてもらいました」と任せる業務も少し増えた。後半7番(パー5)で入れた3mのバーディパットも、弟の読みを参考にして決め切った。

本大会にはアマチュア時代を含めて5度目の挑戦。これまで予選落ちが3度で、最高位が2017年の49位。大会初出場の2013年は、それが自身初のツアー出場だった。同じコースでプレーした当時は通算18オーバー113位で予選落ち。「楽しかったですけど、悔しい思いもした。プロになって戻って来たいと思っていたのが、現実になってうれしく思います」と、今年は初めて上位で決勝ラウンドを迎える。

「内容は悪くない。しっかりパターが入れば60台も出せる」と自信を持って迎える週末。最近ゴルフを始めたばかりの弟に、カッコいい姿を見せられたら最高だ。(北海道苫小牧市/谷口愛純)

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