先週5年ぶりに優勝した河本結はツアー3勝目を目指す

◇国内女子◇CAT Ladies 事前（15日）◇大箱根CC（神奈川県）◇6652yd（パー72）

前週「NEC軽井沢72」で5年ぶりのツアー2勝目をあげた河本結がプロアマ戦で最終調整した。

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優勝後、Instagramなど自身のSNSには1500件超の祝福コメントが届いた。LINEにも知り合いから200件以上連絡が来たが、その日のうちに全て返信した。「その日に全部終わらせたかった。優勝の余韻に浸るのも終わらせたかった。うれしいけど、それが全部じゃない。良かったことも悪かったこともその日に終わらせたかった」と気持ちをリセットしてコースに乗り込んできた。

1歳下の弟で男子プロの河本力とはシャンパンで祝福した。「お互い1口しか飲んでないので、ほとんど残っちゃいましたが、ハグして“ウェーイ”って感じで」。短い時間ではありながら、良き理解者でもある弟と喜びを共有した。

プロアマ戦で最終調整。速いグリーンを警戒した

12日(月)は自宅で過ごし、夕方には買い物に出かけた。翌13日（火）はメンタルトレーナーの指導を受け、日焼けケアの美容と“いつも通り”の時間を過ごした。「2週連続（連続）の意識もそもそもない。きょうはきょうだし、今週は今週だし。自分が気をつけないといけないのは何も変わらないこと。自分のやりたい夢に向かってちゃんとステップを踏む。変わらないでやるべきことをやり続ける」。それが河本流のメンタルマネジメントだ。

ツアー初優勝をあげた2019年「アクサレディス」の翌週「ヤマハレディース葛城」は予選通過を果たしたものの、49位と上位には食い込めなかった。

「今週はグリーンが硬くて速いので、それが先週と大きく違う。グリーンスピードが変わると曲がり幅も増えてくるので、そのあたりのタッチも練習もしないといけない」と攻略ポイントを挙げた。目の前の課題をひとつずつクリアして理想の姿に近づいていく。（神奈川県箱根町／玉木充）