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「全てをゴルフに費やしている」河本結 オールバーディ「54」を目指して

◇国内女子◇NEC軽井沢72ゴルフトーナメント 2日目(10日)◇軽井沢72G北コース(長野)◇6685yd(パー72)◇晴れ(観衆3870人)

順延となった大会初日、河本結は後半13番(パー5)から3連続バーディを奪ったところで中断した。流れ良くプレーする中での仕切り直しとなったが、「3連続で終わったっけ?」とあっけらからんとした表情。再開後の16番(パー5)から再び3連続バーディで第1ラウンドを締め、「結果バーディが獲れたので、続けたかったも何もない。自分のやるべきことをやれている」とうなずいた。

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第2ラウンドは首位に1打差の2位からスタート。出だし1番は1.5mに絡めてバーディを奪い、続く2番(パー5)は約3mを沈めて2連続。“ラウンドまたぎ”では8連続バーディとなる怒涛の勢いで滑り出した。

21ホールを消化したこの日はノーボギーで完走。ゴルフにおいては「毎日100%」と表現し、2ラウンド続けて「66」の好スコアながら、自己評価は「普通」と冷静だ。「(第2ラウンドは)途中バーディが決まらない時間が長かったけど、その中でも落とさなかったのは良かったし、ピンが左側に切られているホールで狙っていけていないのはまだまだ」と、感情を高ぶらせることなく分析した。

今シーズンを背水の陣のような姿勢で臨む河本。「1日24時間、全てをゴルフに費やしている。それが楽しくてやっているけど、私以上にゴルフに向き合っている人はいないという自信がある」と確固たるプライドをにじませる。

全ては、好きなゴルフで「一番になる」という目標に向けて。そのためには「最低でも8時間寝たい」というゴルフ場外でのストイックさも徹底し、きのうは午前7時15分の再開に備えて午後8時前には就寝した。「パリ五輪も興味はあるけど、寝る時間を確保するためには見る時間がない。ゴルフの夢を見ないぐらい深く眠れるような努力をしていて、夢は全然見ないですね」

あす最終日は「18ホール全部、バーディを獲る気持ちで行きたい」と意気込む。「目指すは54ストローク」と、今シーズン変わらぬ目標を繰り返した。(長野県軽井沢町/石井操)

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