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人生初?の通算20アンダー 京娘・川崎春花が“はんなり”と上がり4連続バーディ

◇国内女子◇大東建託・いい部屋ネットレディス 3日目(20日)◇ザ・クイーンズヒルGC(福岡)◇6505yd(パー72)◇晴れ(観衆3164人)

川崎春花は15番で126ydの第2打を3mにつけ、16番(パー3)は5mを沈め、パー5の17番は2オン2パット、最終18番は3mのチャンスを決めた。上がり4連続バーディは、サンデーバックナインで4連続を含む6バーディを奪い、ツアー初優勝をさらった2022年の国内メジャー「日本女子プロ選手権」をほうふつとさせた。

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9バーディの「63」は昨年5月「リゾートトラストレディス」第3ラウンドに並ぶ、ツアー自己ベスト。「3、4番でいい距離のパットが入って、後はピンチもそんなになく回れました」。“いい距離”は7mと8mで、正直長い。「う~ん、入れたというより、入ってくれました」。怒とうの猛チャージを序盤の延長として笑って語る姿は、京娘らしく落ち着き、品があり、京言葉で言うなら“はんなり”としていた。

トップ10は3度あったが、7度の予選落ちを重ねた今季19戦目、2週前の「ミネベアミツミレディス」で2シーズンぶりのツアー3勝目となる復活優勝を遂げた。「あれから調子は悪くなってないけど、それなりに保ってプレーできてます」とゆったりしゃべる。

今週は58歳のベテランキャディ、大溝雅教氏と2度目のタッグを組む。酷暑のコースに、やせて飄々(ひょうひょう)と歩く同氏を「大丈夫?」と心配していたが「昨日の後半、私の方が先にバテました。大溝さんには“俺は意外と生き残るもんだよ”と言われた」という。予選2日間と比べ、コースでの湿気が引いたこの日は「全然まし。京都はもっと風なくて、暑い!」といきいきと回った。

通算20アンダーで首位に立った。「初めてやと思います。みんな、伸ばしてるから、それについていこうと思っただけ」と“大台”到達が不思議そうだ。最多アンダーパーのツアー記録=通算24アンダー超えが濃厚な伸ばし合い。2試合連続優勝をかけ、マイペースの21歳が逃げ切りを目指す。(福岡県糸島市/加藤裕一)

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