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中古でゲットしたお気に入りUT 堀琴音が同モデルで8年ぶりホールインワン

◇国内女子◇ミネベアミツミ レディス 北海道新聞カップ 2日目(5日)◇真駒内CC空沼コース (北海道)◇6667yd(パー72)◇晴れ(観衆1633人)

6アンダー3位から出た堀琴音が、難度の高い後半14番(パー3/169yd)でホールインワンを達成した。ティショットを4UT(23度)で打ち、グリーンで2バウンドしたボールはピンに当たってカップへと吸い込まれた。ツアーでは2016年「CAT Ladies」第2ラウンド以来2度目で、「人生では6度目。何回やってもうれしい」と両手を上げて大喜びした。

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打った感触は「ちょっと自分の中でダフッた気がした」と振り返るが、「ちょっと右に出たなと思ったけど風に乗って左に戻ってきてくれた」とボールはピン方向へ。「でも、入るところは見えなかったんです」と、ギャラリーの歓声でカップインに気付いたという。

スーパープレーを生んだ4UT、実は8年前にプロ初のホールインワンを奪った時と同じモデル。2012年に発売されたブリヂストンの「ツアーステージ X-DRIVE GR」で、昨年に新調した“2代目”だという。

「高校2、3年生あたりの時からずっと使い続けたから、“初代”はフェースがはがれてきちゃって。もともとUTの形が好きなのもあるけど、フェースの独特な感じが好き。絶対にクラブは進化しているはずだけど、自分にとって生命線だからなかなか替えづらくて。12年使っています」という手放せないモデルだ。

12年前の製品となれば、さすがに入手は容易ではない。役立ったのは自身のSNSだった。「『古くなってきたので買いたいです』と書き込んだら、ゴルフパートナーさんの支店の方が、中古ショップで『あります』って連絡をくれて」。4UTと一緒に、同モデルの5UTも購入。「2本で3万円ぐらい。シャフトとグリップは替えました」と2代目のゲットに成功した。

ホールイワンで一時は単独2位に浮上したものの、上り2ホールは激しい雨が降ったことも影響して連続ボギーの締めくくり。「72」にとどまり、首位と5打差の6アンダー4位で決勝ラウンドに臨む。

エース達成により主催するミネベアミツミと北海道新聞社からそれぞれ賞金10万円が提供され、計20万円のボーナスを手に入れた。「(首位と)ちょっと差があるけど、まだ運があるのかなと思って前向きに、明日も、明後日も頑張りたい」。週末を見据え、緩んだ頬を引き締め直した。(札幌市南区/石井操)

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